「MAQUETTE」感想まとめ
3月のPSplusのフリープレイに追加されていたのでクリアまで遊んだ感想をまとめてみました!
プレイを検討されている方のお役に立てれば幸いです!
◆概要
タイトルになっている「MAQUETTE」はフランス語で「模型」を意味するそうで、その名前の通り小さな模型(ジオラマ)を舞台にしています。
小さな模型は現実世界とリンクしていて、模型の中から現実世界にモノを取り出してみるとモノが大きくなったりと現実世界に影響を与えます。
本作はその影響を考えながらパズルを解いていき、一つの恋の物語を追っていくパズルアドベンチャーゲームです。
◆ざっくり感想
タイトルが短いので感想は本当にざっくりと!
グラフィック&演出&音楽、良い!
シナリオ自体は普通!
ゲーム性は発想の勝利!
それぞれの詳しい感想は下記にまとめてあります!
◆グラフィック&シナリオ演出
まずプレイしていてそのグラフィックに惹かれました。
色彩や演出はどこか温かくも、もの悲しさを感じさせる独特の世界観。時折挟み込まれるシナリオ演出のキャンバスに描かれる絵も物語により没入させてくれました。この部分に関しては本当に綺麗だなと感じました。
シナリオだけで言えば、王道。
内容としては一つの恋の始まりと終わりを描いた物語。
演出の効果でワンランク上のものに感じる……そんな内容でした。ただ所々の描写、この表現はいいなと思う部分があったのでこの辺りは勉強になりました!
◆音楽
本作、チャプターの要所に音楽が入るのですがそれがとてもいい味をだしてました!
チャプター毎にがらっと音楽のテイストが変わり、物語にマッチさせてくるので気分を盛り上げてくれます。
贅沢を言ってもいいのであればリピートで聞きたかった!
◆ゲーム性
概要でも書いたように本作は、小さな模型と現実世界のモノを動かして解いていくパズルゲーム。
最初は小さなカギを大きくしてといった簡単なものだったのが、自分自身が模型の外に飛び出して大きな現実世界の中で、地面の割れ目の中を探索するなど非常に発想がユニークで面白かったです!
↑模型の観覧車
↓現実世界の観覧車
あまりこの手のゲームをやったことがなかったのでゲームバランスに関しては的確な評価はできませんが、もう少し目印のようなものがあってもよいかもと思いました。
特にサイズ変化以外の謎解きが途中で出てくるのですが、そのあたりは何も説明がないのでちょっと不親切かと。ただあまりメタな説明を入れすぎても世界観に入り込めなくなるので、この辺りの調整はこの手のゲームは特に難しそうに感じました。
◆全体感想
散々悩んだり寄り道したりしてもプレイ時間は4時間程度。
体感としてはちょっとした映画を見ているような気分でした。
主人公たちもよく映画の話をしているので、制作側もプレイ感として映画を意識しているように感じました。
上で書いたように演出や音楽、そしてこの世界観に関しては一度触れてみる価値はありだと思います。特にこの独特の世界観はちょっとした癖になります。
なので、ちょっと目先を変えてみたいなと思ったり、メインで遊んでいるタイトルの息抜きなどに触れるにはすごく良いタイトルです!
小粒だけれどもいいゲームなので、今のフリープレイソフトのうちにライブラリに入れておくのをお勧めします!
定価でも2000円を下回る価格なので、購入する価値は十分あると思います。
是非気になった方は遊んでみてもらいたいです!
以上、MAQUETTEの感想でした!