フランス旅行記:ランス🇫🇷
前から行きたかった、ルーブルの地方分館があるランスへ。
2019-11-09
パリからTGVで1時間ちょっと。リールの手前にある小さな街ランス。かつては炭鉱の街として栄えたが、最近は失業率も15%を越え、人口も5万人にも足らないような小さな街。
SNCFの駅はちょっとおしゃれ。ただ他には何にもなかった笑
そんな街を活性しつつ、文化を地方に分散させる取り組みとして2012年にルーブル・ランス分館が完成。
日本人の建築家ユニットSANNA(妹島和世と西沢立衛)が構想。
このユニットの作品には、私も行ったことがある、金沢21世紀美術館とローザンヌ連邦工科大学ラーニングセンターがあって驚き。そういえば初めて美術館っていいなって思ったのは、金沢21世紀美術館だったなーと思う。
まずは外観。大きな自然公園に面していて、平たくてメタリックとガラスって感じが他の建築とも共通する気がする。(感想が適当)
中のカフェや売店があるゾーンはこんな感じ。
そして、美術品をどのように保存しているか覗くこともできる。
そして、メインの展示室。とーーても広い部屋に、時系列かつ東西を意識して作品が並んでいて、時間の旅をしている気分だった。それにしても柱がなーい。
それにしても、紀元前3000年の作品とか見ると、人類の偉大さを感じる。そして近代・現代の人類の加速度みたいなものも感じる。
企画展示はポーランドの絵画についてだったので、ポーランドの画家とか歴史とかに詳しくなった。そりゃロシアとドイツと昔のハンガリーに囲まれた国だったら激動の歴史をたどるよなーって感じだった。
日曜日でお店が閉まってたのもあったけど、正直、美術館しかない街だった。でもルーブル・ランスによる街への経済効果としては、一定のものがあったとのこと。
2017年には、アブダビにもルーブルが出来た。これは、分館というよりは、フランスとアラブ首長国連邦(UAE)の国家共同プロジェクト。UAEはルーブルの名前を使うということに、相当な額を払ってるらしい。さすがお金持ちの国。(感想が雑)
とっても素敵な建物だし、いつか行ってみたいなーUAE。
まさかのUAEへの夢が広がった、ランス日帰り旅行でした。