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【仲間大会】ノーマル技限定大会構築記事
ルール
ノーマルタイプの技のみ使用可能
岩 / 鋼 / ゴーストタイプのポケモン及びテラスタルの採用が禁止
フェアリースキン / うるおいボイス / ウェザーボール などによるノーマルタイプ以外の技は元のタイプがノーマルなので採用可能(ノーマル以外のテラバーストは禁止)
伝説は禁止、準伝 / パラドックス / 600族は各1匹まで
構築概要
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構築経緯
今大会では以下のポケモンが多くなると予想しました。
ノーマルタイプで高種族値のガチグマ2種
ネズミ斬の通りが保証されているイッカネズミ
イッカネズミ対策の高耐久ゴツメ持ち
フェアリースキンでノーマル技が強化されるニンフィア
神速で上から殴ることもできマルスケもあるカイリュー
適応力で強化されたノーマル技をC135から撃つことができるポリゴンZ etc…
そこで、上記のポケモンよりSが高く、テクニシャンで強化された一致スイープビンダを撃つことができるいかさまダイスチラチーノを主役として構築を組みました。
次に、チラチーノを通しやすくするために、いたずらごころによるあくびでおかたづけを積む隙を作る脱出ボタンニャオニクス♂を入れました。
さらに、チラチーノが苦手な先制技を対策することができ、アンコールで相手を縛ることができるイエッサン♂を採用しました。
また、環境に繁茂すると予想される暁ガチグマを逆利用できるスカーフニンフィアと、持久力でイッカネズミを後投げから狩ることができるゴツメバンバドロを入れました。
最後に、C135と適応力で高火力を押し付けるこだわりメガネポリゴンZを採用して構築が完成しました。
個別紹介
チラチーノ
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端数は奇数にするためH振り
チラチーノはイッカネズミと比較してSが高く、ゴツメ持ちを後投げされても出オチしないため、イッカネズミに対する警戒度が高いこの環境ではチラチーノの方が優れていると考え、エースとして採用しました。
大半の相手の上から殴ることができる他にも、おかたづけを積むことによって抜き性能を高めることができるのが利点です。
問題点は、耐久が低いためおかたづけを積むのが難しい点、いかさまダイスやスイープビンダの命中による運要素が絡む点です。
じたばたを使う機会がなかったので下のように改善した方がいいと思います。
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A:A+1ノマテラスイープビンダ5発で
H244B12振り暁ガチグマを確定1発
HD:特化暁ガチグマのハイパーボイス確定耐え
ニャオニクス♂
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HD:特化暁ガチグマのノマテラブラムン確定耐え
あくびといたずらごころを両立する唯一のポケモンです。
猫騙しで相手の襷・マルスケを潰しつつダメージを稼ぎ、あくびで相手を眠気状態にしながら裏のエースを無償降臨させるのが役割です。ボタンを消費した後もクッションにしたりほしがるで相手の持ちものを奪ったりできるため、腐りにくいのが良かったです。
相手を眠気状態にして交換を迫り、その隙に着地させたチラチーノを積ませる想定でしたが、交換するかどうかが相手依存だったのが問題点に感じました。
バンバドロ
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ほぼイッカネズミとチラチーノ対策です。そのため選出回数は少ないですが、ネズミを後出しで出オチさせられる安心感がありがたかったです。大会ではネズミ対策のゴツメ持ちにがむしゃらを打って削るといった動きもできました。
イエッサン♂
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パーティに紙耐久が多く、カイリューやエンテイといった神速持ちが重くなると考えました。そこで、サイコフィールド+グランドコートによって味方に先制技耐性を付けつつ、アンコールで裏のエースにつなぐイエッサン♂を採用しました。ゆびをふるは技スペが余ったので入れました。アンコールしたあとに金縛りを引いたのが一番の活躍です。
このポケモンは自発的に退場する技を覚えず、退場できないとサイコフィールドのターンを無駄にしてしまうのが難点です。
ニンフィア
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端数は奇数にするためHに
環境に繁茂することが予想される暁ガチグマのブラッドムーンをまねっこで逆利用したいと思い、スカーフニンフィアを採用しました。特化暁ガチグマのノマテラブラッドムーンが無振りで低乱数1になるくらいには素の特殊耐久が高いので、まねっこブラッドムーン圏内まで暁ガチグマを削ることができれば後投げからでも勝てると思います。
強かった点は、上記のように暁ガチグマを逆利用できる点の他に、スカーフ持ちが読まれにくく、高速アタッカーの上から奇襲できた点です。
問題点は、臆病かつ火力アイテムもないためやはり火力が不足する点、ノーマル技と違ってフェアリー技の通りが保証されていない点です。
また、Cに振った努力値8をBDに4ずつ振り分けることで特化暁ガチグマのノマテラブラッドムーンを確定耐えできるようにした方が良いと思いました。
ポリゴンZ
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端数は奇数にするためH振り
環境のSラインが下がっており、自分よりも速いポケモンがイッカネズミやチラチーノくらいしかいないと判断しました。これらのポケモンはバンバドロで対策できると思い、自分より遅いポケモンに上から火力を押し付けるため眼鏡を持たせました。
破壊光線を打ちにくく、さわぐを中心に撃つことになったため、眼鏡持ちにも関わらず火力が不足した印象です。また、打ち分けができないのも不便に感じました。
したがって、下のように構成を変えて両刀ATにし、思い切ってラッキーやゴツメ持ちなどの鈍足高耐久ポケモンに比較的強く出られる型にするのも一考だと思いました。
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C:H244振り暁ガチグマを騒ぐで高乱数1
選出
・基本選出
先発ニャオニクス♂ + チラチーノ + ニンフィア or ポリゴンZ
→ ニャオニクス♂の猫騙しでタスキを潰したり、あくびと脱出ボタンで場を整えたりしてからエース2匹で詰めます。できればあくびで相手の交代を誘い、その隙にチラチーノでおかたづけを積めると理想的です。
・カイリュー or エンテイ入り
チラチーノ + ニンフィア or ポリゴンZ +
後発イエッサン
→ カイリュー・エンテイなどの神速持ちとエースが対面した際、イエッサン♂を後投げしてサイコフィールドを展開します。神速を止めて無償降臨した後、アンコールを打ってイエッサンが退場し、チラチーノで起点にするのが理想的です。
・イッカネズミ入り
チラチーノ or ポリゴンZ or ニンフィアから2匹 + 後発バンバドロ
→ イッカネズミと対面したら即座にバンバドロを後投げします。イッカネズミを出オチさせた後にバンバドロのゴツメやがむしゃらで削ってエースで詰めていきます。
・暁ガチグマ入り
チラチーノ or ポリゴンZ + イエッサン + 後発ニンフィア
→ 相手の暁ガチグマのブラムンをまねっこできる機会を伺います。イエッサン♂にはサイコフィールドを張って先制技を妨害したり、ブラッドムーンをアンコールしてニンフィアの起点にしたりするなどサポートさせます。1度だけ成功しましたが、ブラッドムーンを相手の暁ガチグマの毒テラスで耐えられて負けました。
重かったポケモン
防音ジャラランガ
→ ニンフィアとイエッサンのハイパーボイス、ポリゴンZのさわぐなど特殊アタッカーのメインウェポンがことごとく無効にされるのが辛かったです。耐久が高い上に弱点も突けないので非常に苦手な相手でした。
物理受けと特殊受けの並び
→ ポリゴンZにすてみタックルを入れていましたが、こだわっているので打ち分けできずに不便な展開を強いられました。物理と特殊で択になるのが辛かったです。
成績
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チラチーノの上振れに救われたことも多かったですが、良い成績を残せて良かったです。