異国で現地語に囲まれた環境でも、就学前までの日本語力は育てられる
前回の記事
「言葉は習慣-1人1言語の原則を実践したらどうなったか」で、
「子供は中国語も現地の中国人の子どもたちと遜色なく、
日本語も少なくとも就学前までは日本で育った子供とそう遜色なく、
両方の言葉が同じぐらいできるようになりました」
と書きましたが、これはあくまでわたしの感覚であって、
なにか点数で証明できるとか、客観的な指標があるわけではありません。
ただ、子供は日本に帰省した際には、
日本のおじいちゃんおばあちゃんと日本語で普通に会話でき、
日本帰省時には日本の幼稚園にも短期入園させましたが、
日本語の面で特に問題はありませんでした。
小学校入学前には、ひらがな・カタカナをほぼ読めるようになり、
小学校低学年時には「かいけつゾロリ」シリーズの本を
自分で読めるぐらいにはなっていました。
幼児期までの状況を見れば、
たとえ異国で現地語環境に浸っていても、
日本語を話す親が一貫して日本語で話すことを含め、
子供の日本語育成に対して意識的に関われば、
子供は日本で育つ子供と全く同じとまではいきませんが、
それほど変わりないところまで日本語を育てていける、
という感覚をわたし個人は持っています。
しかし、そこまでの道のりは決して簡単だとはいえません。
(そして、その後の道のりも。。。)
少なくとも、中国で、中国語にどっぷり浸っている環境で、
ほうっておいたら勝手に日本語ができるようになっていた
というようなことは起こりません。
少し前の記事「中国で子供の日本語を育てる難しさについて」や、
前々回の記事「北京で出産後、義母の説得に負けず、子供に日本語で話しかけ続ける」で、
海外で子供の日本語を育てるために
わたしが心がけたこととして、
「子供にできるだけ多く日本語で話しかける
(通常の2倍も3倍も、という気持ちで)
(日本語と中国語を混ぜて話さない)」
といったことを書きましたが、
明日はもうひとつ、
海外で、現地語に囲まれた環境で
子供の日本語を育んでいくために
これが一番のポイントだったかも、
と思うことについて書きたいと思います。
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