息子と塾。
つい先日、息子が塾をクビになった。
小学生の息子は算数の塾に通っていたが、一緒に習っている子よりも理解が遅く、しかもできないとシクシク泣いて貝になってしまう。
「申し訳ないのですが、ちょっとこちらではもうお教えすることはできません」
うん、まぁそうだよね。
わかる。
先生もすっごく頑張ってくれた。
感謝しかない。
でもね。
息子は言ってたよ。
「先生は全然褒めてくれない」って。
息子なりに頑張っていたよ。
ちゃんとできた時もあったよ。
小学生なんてさ、まだまだ子供じゃんか。
褒めてもらいたいお年頃じゃんか。
厳しくすることで成長する子供もいるだろうけど、そうじゃない子供もいるじゃんか。
塾の日になるたんびに、
「はぁ、今日塾か…行きたくないな…」
ってため息つかれるのもしんどかったよ。
結局、その塾を辞めた後、息子と相談して個別指導塾へ通わせることになった。
最初の説明に息子と行って、塾長に今までの経緯を話した。
息子は、「体験授業、受けてみる」と言った。
体験授業の日、緊張しながらも1人で行った。
ため息をつきながら。
「大丈夫かな、また怒られないかな」
そう言いながら。
でも。
帰ってきてすぐ、息子は
「あの塾、行く!」
と言った。
それ以来、息子は「塾に行きたくない」と言わなくなった。
帰ってくると、「今日も楽しかった!いっぱい褒めてもらった!算数もわかったよ!」と
それはそれは嬉しそうに楽しそうに帰ってくる。
良かった。
本当に良かった。
塾って、子供と先生の相性が一番大事だよな。
改めて思った出来事だった。
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