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かわいい系女子の性格が強めなワケ。

はじめに断っておきますが、今日の記事ははっきりいって偏見です。
偏見満載ですよ。
「これって私の感想ですよ?」なので、不愉快に感じた方がいたら大変申し訳ない。
でも、私の偏見ですから。


かわいい子って、結構性格キツイこと多くない?

自分が子供のころを思い出しても、クラスのカーストでいうところの「1軍」、かわいくてノリが良くて、男子ともめちゃめちゃフレンドリーで、っていう子は、結構強めの性格をしていることが多かったです。

キツイというか、強いというか、自分の考えをはっきり口に出すというか。

かわいいんだから、もっと優しい感じにすればもっとモテるだろうに……。

私は客観的に見てかわいい方ではなかったし、陰キャではないけれど、クラスでは明らかにモブの立ち位置。
それはそれで楽しい学校生活でしたが、キラキラ系女子の生態を横から眺めながら前述のように思っていました。

もちろん、1軍のキラキラ・ウェイ系女子の性格が「悪い」わけではなく、モブの私が話しかければ普段通りのテンションで返してくれるし、体育祭や文化祭では一緒になって盛り上がりました。

けれど、「強い」。
自信があるというのか、自身があるというのか、きっぱりくっきりはっきりなんですよね。
不思議だなぁ……と思いながら、同時に羨ましくも思っていました。

かわいい娘を産んでしまった

そんな明らかモブの私が、なんとかわいい系女子を産んでしまいました。

おめめはぱっちり二重。
唇は赤ちゃんなのにふっくら。
髪もファサッとストレート。

それはそれは、誰が見てもかわいい女の子でした。
いや赤ちゃんなんてみんな誰でも食べちゃいたいくらいにかわいいんですが。
女の子の場合、ぱっちり二重なだけでかわいさ10倍増しなんですよ。

そんな「大当たりフェイス」を持った娘はすくすくと成長し。
小学生、中学生、高校生になります。
告白された人数は、中学に入るころ50人を超えたあたりで数えるのをやめました。

思わぬ弊害

「人は見た目が9割」なんてタイトルの本もあったし、なんだようちの娘は人生イージーモードかよ!

と私にまったく似ていない娘の成長を喜ばしく思っていたのですが。
小学校高学年あたりから不穏な空気が漂い始めます。

仲の良かった女子から急に仲間外れにされたり。
帰り道に置いていかれたり。

ありがちな嫌がらせが始まりました。

娘もまったく思い当たる節がなく、学校を休ませたり、先生に相談したり、他の友達に相談したり、といろいろやってみた結果。

仲良しの女友達が好きな男の子が、うちの娘のことを好きだった。

これが原因でした。

この件が解決した後も、かわるがわる他の女子から小さな嫌がらせが続きましたが、理由は全部同じ。

「○○君が、あたしのこと好きだからだって」

……いや知らんがな!!!

そんな娘にアドバイス

シクシク泣いていた娘に、アドバイス。

いいかい、はっきり言って君はかわいい。
○○ちゃんが言った通り、クラスの男子はみんな一度は君を好きになるんでしょう。
それは君のせいじゃない。
そんで、「自分のことを好きになってもらう努力もしないくせに、君のせいにするような子」は、君の友達ではない。
ただクラスが同じってだけの人です。
1年経ってクラスが変われば関係ない人になります。知り合いですらない。
だから、言いたいやつには言わせておきなさい。

そのかわり、君は君と同じくらいかわいくて人気がある女子と友達になりなさい。
その子も絶対君と同じような目にあっているから。
そんで、その子と一緒に「あたし達かわいいからしょうがないよね」って言って笑いなさい。

遠慮することはない。
思い切って自分の思っていることを言いなさい。
もちろん、なんでもかんでも言っていいってワケじゃない。
君に嫌がらせをしてきた相手であっても、傷つけることを言ってはいけないよ。
本人の耳に絶対入らないところならば、いくらでも言っていい、例えばママ相手とかね。
「あいつマジウザい」
「死ねばいいのに」
なんでも言えばいい。
でも本人に聞こえたらだめ。

かわいいし優しいし、友達になりたい。

そう思われる人でいなさい。
腹ん中なんか真っ黒でもいいよ、どうせ誰にも見えないんだから。
でも悪口を言うと、顔が歪んでくるからあんまり言わない方がいいよ。
思うことがあったら、紙に書いて、ビリビリに破って捨てればいいよ、その子を捨てるみたいに。

君への同じような嫌がらせは、おそらく高校卒業まで続く。
大学になると、みんなメイクも上手になるし、洋服で個性を主張できるようになるから、そんなくだらない嫌がらせは意味がなくなるよ。
そのかわり、君の「かわいい」も通用しなくなる。
メイクしたら大体みんな「かわいい」からね。
その時になっても自分が多くの人から選ばれるように、自分を磨き続けなさい。

これが、当時小学校4年生だった娘にしたアドバイス。
まだまだ素直だった娘は、これを実行に移しました。

そうして、現在

良くも悪くも、アドバイス通りの娘に仕上がりました。

女の先輩の彼氏が娘のことをかわいいって言ったとかで女の先輩達から集団で嫌がらせされたり、同学年の男の子にストーカーされたりなど様々なことがその後もありましたが。

幸い高校に入ると嫌がらせもめっきり減って、というか、娘が気にしない事もあり、続くことはなくなりました。

ほかの女子に「○○君って娘ちゃんのこと好きなんだって。○○ちゃんがその男の子のこと好きなんだけどさ」と言われても、

へー、そうなんだ。でもそれを言われたところでどうしようもないけど。
だってそんなのあたしのせいじゃなくない?

この一言でぶった切っているそうです。
「だって事実だし。そもそもあたしその男の子の名前すら聞いたことない」
と。

そりゃそうだ。
強い娘に育ってくれて母は嬉しいよ……良かったのか?

だから、かわいい子には強い子が多い

娘にアドバイスをしてから、娘は積極的に「かわいい子」と友達になりました。

案の定、みんな似たような思いをしていたと。
そんで、「あたしの時はこうだった」「あたしの時はああだった」と言い合っては、「まぁかわいいから仕方ないよね!」とトイレで鏡を見ながら笑いあっていたと。

そう言って笑ってました。
そんな娘は、キラキラ・ウェイ系女子。
自分では「あたしは1.5軍。上には上がいる」って言ってますが、モブだった私からすれば明らかに1軍。

そこで、ハタと気付く私。
「そうか、だからかわいい子は性格キツめというか、強い子が多いんだ」

いわれのない嫌がらせを受け続ける中で、か弱かったら生きていけない。
強くなって、自分の足でしっかり立っていなきゃ、やられてしまう。
それでもツラい時は、同じような思いをしてきた友達に愚痴を聞いてもらう。
モブにはモブなりの、かわいい子にはかわいい子なりの悩みがある。

なるほど、そういうことだったのか。

ついでに「かわいい子にはかわいい友達が多い」謎も解けたのでした。


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