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「何も言わない」ことの偉大を教えてくれた父について

こんにちは!工藤です。

先日は父の日でしたね。

ここ10年、父の日や母の日には
両親に電話をして感謝を伝えることにしています。

かなり遅れた感もありますが、
今回は父について書いていこうと思います。


1.すべてを受け入れる父

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振り返ってみて、父から叱られたことはこの三十数年で
5回もなかったんじゃないでしょうか。
私がいい子だったから・・・というわけでは決してなく(笑)、
父の懐がかなり大きいからだと思います。

父は平日に仕事をしつつ、
土日は家の農業もやっていました。

にもかかわらず、
遊びざかりの三つ子の私たちが
「プールに行きたい!」「スキーに行きたい!」
と騒ぐと、平日の仕事で疲れているはずなのに
必ず車を出してくれ、しかも一緒になって遊んでくれました。

高校3年の受験勉強の時には、
始発・終電の無い時間帯に学校で勉強していた私を
ほぼ毎日、片道1時間かけて車で送り迎えしてくれました。

大学で「ドイツに留学に行きたい!」と言った時も、
反対することはなく、無言で見守ってもらいました。

今思うと、「こうしなさい」と父に言われることはほぼなかったし、
逆に父の「こうしたい」という意向も、ほぼ聞いたことがありません。


2.家族から見た父

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そんな父ですが、ばあちゃん曰く、
子供の時からあまりわがままを言わなかったようです。

ある日、学校に行く父の靴下に穴が開いていたので、ばあちゃんが
「新しいのに履き替えなさい」
と言うと、
「どうせ靴を履いて見えなくなるからいい」
と言って拒否したそう。

ちなみに私の兄も、
中学時代にまっっったく同じことを言ってました。笑
血は争えないですね。

また、母曰く父は
「ご飯を食べるとき、『美味しい』も『不味い』も言わないけど、
美味しいんだろうなって時は、食べる量と速さが違う」。

言葉よりも行動に出る、わかりやすいタイプのようです。笑


3.父、偉大なり

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私が思う父の偉大なところ、それは

絶対に愚痴や人の悪口を言わない

ということです。

会社の愚痴はおろか、母親のことや家族についての不満も
一切聞いたことがありません。

唯一、小学校の時に
母親と口論?していたのを寝ている時間帯に聞いたことがありますが、
子供を私立の中学に行かせるかどうか、進路についての議論だったようです(母親談)。


自分が父と同じ社会人になって感じたのは
・平日5日間働いた後の、土日の自分の時間の大切さ
・社会の理不尽さ
・一家の大黒柱としてお金を稼ぐことの責任感
などなど。

正直、一人でも生きるのに精いっぱいでした。
それを30歳の時から、お金も時間も家族に捧げていたと思うと、
ただただ頭が下がります。

そして父が「何も言わなかったこと」を
本当に尊敬します。

何かあったらと愚痴りたくなるのが人間だし、
隠していても、ついポロッと不満がこぼれてしまうことってあると思うんです。

それをまったく家族に見ぜず、
常に穏やかでいた父は偉大です。

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今では電話すると、よく東京の状況のことを心配してくれています。
早くいろいろとおさまって、顔を見せに行きたいなと思います。

あと!自分の目標の一つに、青森の両親に家を買う、というのがあります。
今はその目標を達成するべく、修行中!

感謝を行動であらわして、親に恩返ししていきます。


それでは本日はここまで。

最後まで見ていただき、ありがとうございました!


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