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正しいかどうかの答えは私達がガルと過ごして来た時間の中だけにある。それ以外には無い。
保護犬がうちに来て半年
このありさまである
君の野生味はどこいったのだ
あと地味に重いんだけども
思うところあって時系列をぶった斬ってこれを書く
完全に一個人の考えをぶつくさとつぶやく所存
また他の方の考えを否定したいとかそういうポストではない
↑大事
家族に迎える犬がペットショップからだとか保護犬だとか
いろいろな意見を目にするようになった。人の数だけ考え方があって当然だ。本当によく見るのがこれだ。ただここに重きを置いている人もいる。それはそういう人の考え方であって万人である必要はない。ここは社会だ。
大事なのは迎えた子を大切に出来るかどうか
迎えた子の幸せに尽力出来るか
そんで自分も幸せになんだよ
全部わかって受け入れてんのよ
感性だけでこれから迎える家族を決めるはずがない
正直最終的にはペットショップでも保護犬でもブリーダーでもどこからでも良かった。奥さんがこの子を迎えたい、という子を見つけたら全部ひっくるめて迎え入れる。わかっててこの子ってここでは書いているわけだ
ペットショップ、ブリーダーからパピーを迎えるなら気合いを入れた躾も必要だろう。寿命の分だけ長い付き合いになる。その覚悟。
保護犬を迎えるなら身体的、メンタル的な面でハンデがあってもそれごと受け入れる。そして寄り添っていく、付き合っていく。
当たり前だろうが。それが重いとかダルい。
保護犬つってもちゃんと選ぶよ、家族としてすべて受け入れるのだもの
いくつか気をつけるポイントは当然事前に決めていた。
決める、そして取り掛かる。
改善点が発生する、修正してまた取り掛かる。
これを繰り返して選んでいく。
これらのポイントについて私たち以外の人間の意見はほぼ関係がない
より具体的に行くと
①県や区がやっている保護施設は避けた
→私たちのコンセプトと違うと感じた。
保護犬を迎えると言っても活動家になりたいわけではなかったから。まず保護犬に考えが至ったのも「なるべくなら」くらいの温度に過ぎない。
迎えたい犬種が居なかった、大きい子が多かった、施設が遠かった、などなどそんなもんだ。
②ボランティア団体は避けた
→これは完全に私個人の考え方の話なので他の人達の考え方に帰属しない。
私個人が基本的にボランティアで働いている人をそんなにあてしていないからだ。皆んなが皆んなとは言わない、きちんとした人もいる。だからこれは一個人の考えだ。確率を経験値で絞っているに過ぎない。基本的にはお金をもらって仕事をしている人を当てにする。そう答えを出した。
③保護犬と言っても出来る事なら身体的ハンデは無い方がいいと考えた
→何せ犬初心者なのでそう考えて当然だろう。獣医さんが在住しているシェルターからの迎え入れを概ね決めた。迎える前にある程度健康状態、メンタル状態がわかったから。
④シェルターへの寄付金に抵抗はない
半年近くシェルター自体の事も調べつつ公開されてきた保護犬達をみてきた。スタッフさん達がきちんと愛情を持って仕事して保護犬達と向き合っていると感じた。ここが外れていたらそれはそれでしょうがないが。人が動いて場所が必要になればお金がかかるのは当然である。必要になりそうな金額を他団体も含め相場ごと調べた。
⑤お金を払うならペットショップでいいのでは?
そうしたい人がそうすればいいのであって他者の意見など知らん
⑥保護犬迎えるのにお金かかるのおかしくない?
え?毎日タダ働きしてるのですか?
もちろんすべてが正しいかどうかなんて綺麗事だ
たくさんの情報を見ました。
年間どれだけの犬が殺傷処分になってるとか
一匹だけ保護犬を迎えて救ったところで意味があるのだとか
ペットショップは悪で店舗があるからビジネスになってしまう
悪質なブリーダーの存在
ステレオタイプな話は基本どうでもよかった。
理由は冒頭のように迎えると決めた子をうちで面倒見る、ただそれだけだからだ。
ここというシェルターの存在も上で書いたがすべてを認めているわけではない。他の手段より建設的だったからというだけだ。グレーな部分は許容範囲かどうかで判断した。
「え?保護犬迎えたのに金払ったの?!」
これは実際に20年近い付き合いのある友人から言葉通り言われたことだ。
その場ではだいぶ大人気なくいろいろと熱く語ってしまったがきっと半分も伝わらないだろう。別によい。興味がない人に数分で話せる情報量ではない。こっちが言いたいだけなのだ。
正しいかどうかの答えは私達とガルとの時間の中だけにある。それ以外には無い。
これにつきる。
犬、ペットを迎える。それだけで問答無用で人間のエゴだ。でもエゴと切り捨てるかどうかは迎えた家族だけが言える事であって他者がのたまう事ではない。なので迎えたら自信をもってすべて愛してやればいい。
こういうのが重いのであればそもそもペット、というか命を迎え入れるのは再考してみても良いはずだ。ぶっちゃけ楽では無いし不便も増える。
だけどうちは幸せになれる確信があったからガルを迎えた。
半年経った今、その考えが揺らぐ事は一度も無かったし多分これからも無いだろう。
とあるブリーダーのyoutube
「保護犬なんて迎えるもんじゃないよ」
「年間2万匹とか殺処分されてんですよ?一匹引き取ったってw」
みたいな内容だった。
これだけ煽って数字取れているといいがどうかは知らない。
ただ一発ググってみて驚いたのだが20年前は年間15万匹が殺処分されていたようなのだが2022年には2千頭強くらいまで減ったと。環境省の数字でどこまで信用できるかは置いておき単純にすごい数字だ。活動している方々の快挙ではなかろうか。
だとすれば一匹引き取ったくらいで〜、みたいな話は違くね?となるわけだ。
保護犬かどうかはどうでもよい。うちはきっかけに過ぎない
気に入った子がたまたま保護犬だっただけである。
ここ半年だけでも様々な事があった。室内犬つってもなかなか大変なのねって事もあったし、聞いたことのない事件もあった。その度に向き合い彼との時間を濃くしていった。
トップの写真、もしかしたら犬のいるおうちのどこにでもある画かもしれない。でもうちにはうちの温度があってそういう目で見れるのです。そしてそれはこれまでの時間があったから。たかが半年でこれである。ガルがこれから見せてくれる景色がまだまだ楽しみでならない。
シェルターでは他の里親さん達の写真もよく見かける。そこには里親さんだけでなく元保護犬達も。うちのように元気でまだ子犬気味みたいな子達ばかりではない。結構歳をとった子を引き取った人もいれば片目の子や足が不自由な子を引き取った方もいた。皆さんそれぞれに考えがあったのだと思う。保護犬である以上二度目の犬人生だろうしワンコ達の幸せをただただ願う。
今回もお付き合いありがとうございました。
また次回もよしなに。
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