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仁川(インチョン)に短期移住して思ったこと

割引あり

現在、ヨーロッパやアジアを中心に海外を転々と移住している私が約ひと月、韓国の仁川に滞在して気づいたことや思ったことなどを紹介させて頂きます。仁川(インチョン)への長期旅行や移住を検討されている方のお役に少しでも立てばと思っております。

■仁川はどんなところ?

仁川は韓国の主要な港湾都市で、人口約300万人を擁しています。ソウルの西に位置し、韓国の玄関口として重要な役割を果たす仁川国際空港があり、世界中からのアクセスが便利です。歴史的には、1883年に開港され、西洋文化が早期に流入した場所として知られています。観光名所には、チャイナタウンや月尾島(ウォルミド)、仁川大橋などがあり、現代的な都市と伝統的な韓国文化が融合しています。また、松島国際都市(ソンド)は未来都市として開発され、最新の都市インフラが整っています。仁川はビジネスと観光の拠点として魅力的な都市です。

芸術会館駅付近のようす

私は以前にソウルのカンナム区に1か月ほど滞在したことがあります。カンナム区と仁川の滞在で大きく違ったのは、日本の方との接触頻度です。仁川国際空港ではもちろん多くの日本人が確認できましたが、仁川市内では滞在中に日本語が聞こえてきたのは一度だけでした。もちろん日本人の方も多く住んでいたり、観光で訪れているかと思いますが、それでもソウル市内と比較すると、かなり少ない印象でした。また仁川は想像した以上に近代的な街並みで、交通網も充実しております。その点ではソウル市内で生活するのと差を感じることはありませんでした。

■気候について

仁川は温帯性気候帯に属し、四季がはっきりしています。春(3月から5月)は温暖で、花が咲き乱れる美しい季節です。夏(6月から8月)は暑く湿度が高く、平均気温は摂氏25〜30度とされていますが、近年は日本と同様に30℃を大きく超える日も多くあります。一方で秋(9月から11月)は涼しく、澄んだ空と紅葉が楽しめる季節です。冬(12月から2月)は寒く、気温は氷点下まで下がります。また夏には時折台風が上陸することもありますが、全体的には穏やかな天候が続きます。年間を通じて天候の変化が大きいので、訪れる時期に応じた服装が必要です。

松月洞童話村を歩く人のようす

私が滞在した6月は日本と同様に難しいシーズンでした。朝から強い雨に見舞われる日や夕方から急に天候が崩れる事も多くありました。さらに晴れの日は30℃を超え、蒸し暑さを感じました。またこの時期から蚊も多く発生し、滞在したアパートでは毎晩、蚊との戦いでした。仁川やソウルは冬の寒さがとても厳しいので、時期を選べるのであれば日本と同様に春または秋あたりが良いかと思います。また長期で滞在する方は日本以上に衣服や寝具のコントロールが必要となります。

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