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【北欧デンマーク】旅の記録🇩🇰北欧生活への憧れと、やっぱり住むのは無理!と感じた訳

私が今回デンマークに行くことを決めた理由のメインはこの記事にある通り、フォルケの見学です。でも、そのもっと奥深くには「いつか北欧に住みたい!」という憧れがありました。今回の旅をあえて2週間と長めにとったのも、いつか住めるように下見しておこう!という気持ちもあり、なんなら子供ができたら親子留学もありかも?とまで考えていました。そんな憧れと見えてきた現実をこちらでお送りします。

中学生で出会った1冊の本

遡ること11年前。中学生の時の私は当時三宮の塾に通っており、その帰り道によく「さんちか」(神戸人はご存知の三宮の地下ショッピング街のことです)に寄っていました。神戸は岡本を代表にどことなく北欧スタイルとかを好む人も多く、当時から北欧のこものを扱うお店も結構ありました。そんな時に出会ったのがこの本。

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内容はあらゆるコペンハーゲンの子供部屋の紹介なのですが、本当にほんとーーーーにどれもかわいい!!センスが大爆発!

特に私が惹かれたのは、代々受け継がれる家具やおもちゃ、お洋服を大切に扱っているところ。(こちらに来てわかったのですが、セカンドハンドショップが結構いろんなところにあり、日本のセカストとかBOOKOFFみたいな量販店ではなく、1つ1つこだわりを感じるディスプレイで、新品よりむしろ価格が高そうなのもあるくらい。)古びれた感じがせず、むしろビンテージとしての価値がどんどんあがっていくようなところが本当に素敵で、いつか絶対こんなお家に住みたい!と願っていました。

でもやっぱり住めないと感じるわけ

そんな憧れの北欧で、実際にセカンドハンドショップでたくさんお買い物もして、クリスマスマーケットでかわいい飾りを見て、まさに夢見ていた北欧のど真ん中に私はいます。でも、、、それでも今回の旅で「北欧には住めないな」と気付いてしまったのです。あくまで私視点ですが、そう感じた理由をご紹介します。

①食べ物の味が濃い・選べる幅が少ない

これは寒い国あるあるみたいなんですが、いかんせんなんでも塩っけが強い。そもそもバターやチーズの乳製品が結構メインなので、こう味付けが濃く、少量でもお腹いっぱいな感じがします。(味はめっちゃ美味しいけどね!)また、甘いもの好きのデンマーク人ならではですが、いちごジャムを何にでもかけるし、おやつも結構な糖分量で甘すぎてしんどいです。笑

そしてこれは海外あるあるですが、伝統的なオープンサンドやサーモン系のご飯意外の選択肢がやっぱり少ない。ケバブはめっちゃ人気なのでいたるところにお店がありますが、いずれにせよ味付けが濃いのでしんどくなりがちです。(他にも日本食屋さんや中華・ベトナム料理もありましたが、150kr以上はするのでちょっと毎日は難しいかな、、、と)

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↑エイブルスキーヴァーも白砂糖といちごジャムで食べます。ソーセージもめっちゃおいしいけどしょっぱすぎて全部は無理w ビール好きのデンマーク人っぽい味付けです。

もちろんスーパーに行って食材を買えば自分好みにできそうですが、如何せん物価が高いので、現地の人と同じ給与水準くらいは担保できないとそれも厳しいかな?という感じでした。

②冬の日照時間の少なさやばい

もう一つが冬の日照時間の短さ。今は12月初旬ですが、朝9時くらいからやっと明るくなり始めて、夕方16時にはもう暗い、という感じです。朝起きるとまるで明け方4時に起きたのでは?くらい暗いのでつい二度寝しそうになるし、夕方16時には写真の通り街頭がつく暗さなので、もう早く家に帰りたい!という気分になります。笑

デンマーク人の友達が、「学生も会社員も、みんな暗いうちに家を出て、暗くなってから会社や学校を出るからほぼ太陽見てないと思う!笑」と笑ってましたが、本当にその通り。

太陽に当れないのでビタミンEが不足することが懸念され、フォルケの先輩もビタミンE錠を飲んでるとのことでした。

その他の記事でも北欧は鬱になりやすいなどもあって、日照時間の少なさは確かに影響しそうだな、と暗闇の2週間過ごして感じました。(私は日向が大好きで、家の条件も日当たり第一!なので、これは結構キツかった、、)

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③デンマーク語ができないと苦しい

最後が言語。デンマーク人はみんな小学校から英語を学ぶのでもちろん英語は話せますが、街の標識や食品表示、電車の駅名すべてにおいてデンマーク語。基本的に英語の併記もなく、唯一クレジット支払いの画面でだけ英語が出てくる感じでした。しかもドイツ語系の独特の発音もあり、駅名もすぐに聞き分けられないので結構苦労しました。(例えばjをyと発音する感じなので英語発音で聞いても答えてもらえないこともしばしば、、)

デンマーク人はやっぱりデンマーク語への自負もあってあまり最初から英語で話すこともないので社会に溶け込むにはやはりこのポイントは大切だとかんじました。

もちろん頑張って習得しようと思えばがんばれる制度が整っているのですが、②の理由も大きくてそこまでしてがんばろう!という気持ちにはなれなそうです、、

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まとめ

以上3つの大きな理由から、憧れの北欧生活は実現しなさそうだな、というのが私の現状です。ネガティヴなことをメインで書きましたが、もちろんゆったりおだやかな街の雰囲気とかどこを切り取ってもかわいい街並みとかそれをカバーするくらい素敵なポイントも多いので、人によるとは思います。

でも、今回の滞在で自分にとって大切な軸が見えたことは大きな収穫。これからの暮らしをどうデザインするか、考えるターニングポイントになりました。

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