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意外な真実: ボールを敵に投げると取られてしまう

ハロー。
これはパッカーズ (Green Bay Packers) のファンが今週の試合を振り返る記事だよ。


パッカーズは先週はバイ (bye) だったから休養も十分、作戦を用意する時間も十分、相手はすでに死に体のブロンコス (Denver Broncos)。負ける要素は感じられないよな。ここでブロンコスに張るようなやつは、バクチが好きとかではなくただ破滅願望を抱えているだけだろう。
関係ないけど「破滅願望」で検索すると、僕のことを指さしているとしか思えない検索結果が出てきて軽くショックを受けたのでこの話は掘らないことにしよう。

スコアはこれだ。

さすがにこれだけ準備期間があれば弾切れというほどにはならず、(実行力はともかくとして)選手がいないなりに、用意してきたものは感じさせる内容だった。ウィックス (Dontayvion Jaquain WICKS; #13) のパスなんかも素晴らしかった。

で、それはいいとして、ずっと思っているんだけど、ラヴ (Jordan Alexander LOVE; #10) は本当にどこを狙って投げているのか?

こないだも書いたけど、レシーバーがいないところにボールが落ちるのだから何も言いようがない。判断が良いとか悪いとかよりも前の問題だ。
もちろん判断も悪いけれども、とにかくパスの精度が低い。ほぼ全体にがっかりしているが、エンドゾーン手前の 3rd & 4 から敵も味方も捕りようのない外側に落ちたのはことのほかがっかりした。

これはもう前任者に比べてどうとかではなく、ただ単純に論ずるに値しないのでは――つまり、彼もまた、ここ数十年間でグリーン・ベイにいた凡庸な控え QB たちの中のひとりに過ぎないのではないか――という疑念はすでに渦を巻いている。
走るのがそれほど優れているわけでもないところを鑑みれば改善の道はレシーバーを補強するしかないが、しかし、前回グリーン・ベイがシーズンの途中にまともなレシーバーを補強したのはいつなのだろうか? なにしろ、去年にはクレイプール (Chase CLAYPOOL) を獲ろうとしたようなフランチャイズだ。ファンベースが爆発するのも時間の問題かもしれない。

そう、レシーバーたちは……もちろん捕る能力が低い(ほかのチームの試合を観るとびっくりする)。誰も捕らないから「困ったときはこいつに投げよう」が成立しない。だから不安の中でプレイせざるを得ないのも成績が上がらない一因だろう。なんたって、キャッチでもっとも距離を稼いだのは RB のディロン (Algiers Jameal William DILLON Jr.; #28) だもの……ああ、しかしリード (Jayden Kevon REED; #11) のタッチダウンは素晴らしかった。集中力があった。

なお、もう一個のタッチダウンは明らかにインターセプションで、類は友を呼ぶというのか、ひどいチーム同士の試合にひどい審判団がついて最悪の試合になった。僕はチームの負けと同じくらいに、不可解あるいは不公平な判定が嫌いなんだ。
マイヤーズ (Joshua David MYERS; #71) がスナップを出す前に股下から QB を覗き込んだだけでフォールススタート (false start) を取られてドライヴが途切れたのもたいがい頭にきたが、すぐにそれを上回るひどさを出してくるのだからうんざりする。

ついでに書いておくと、PUP から帰ってきたばかりのストークス (Eric Jamane STOKES; #21) をガナー (gunner; パントやキックオフのときに相手のリターナーを抑えにいく役割) として起用してみたところ、疾走した拍子にハムストリングスを負傷してふたたびプレイ不能になった。そんな子どもの運動会ではりきった父兄みたいな壊れ方しなくても……。

もうあまりのヘボさに頭痛がしてきた。不満しか書かれていないイヤな記事になったが、実際に不満しか見当たらないのだからしょうがない。逆にいえば「まぁこのチームはこんなもんだよな」とか言い出したら完全に見限ったことになる。つまり、いちおうまだ期待をやめてはいないのだ。
「PUP って何だよ?」という疑問についてはこの記事を参照してもらっていったん終わりにしよう。


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