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書籍ランキング#15

今でも、「青木さん、最近本のレビューを書かなくなったよね?」と言ってくれる方々がいてくれるので、たまにはまとめてみました。

ここ最近は大学の頃に専攻していた、経営学をベースに経営戦略やマネジメント論・マーケティングについて、勉強し直しています。

僕は2020年に起業してすぐに、コロナ禍に巻き込まれましたが、勘と経験で何とか1年は乗り切れました。これからの1年はそれだけではきっと乗り切れないのではないかと思い、勉強を始めたのがキッカケです。

この分野はあまり興味ない人も多いでしょうが、一部の人にとって参考になればと思います。

【ルール】
1,漫画は入れない
2,小説は入れない
3,その月に読了したもの

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1.ベンチャー経営論
著:長谷川博和
とにかくこの本の良いところは、読みやすいことです。
硬っ苦しい表現や「これ暗記すんの?」とでも言いたくなるようなフレームワークの押し付けがありません。学生向けにも書かれているからかな?
ただ、ポイントはしっかり抑えられていて、ベンチャー経営を勉強し始めたい人には良いかもしれません。
「まとめ」という各章の最後に書かれている部分だけ読んでも、かなり価値が高い本だと思います。


2.経営戦略の教科書
著:遠藤功
こちらは打って変わってタイトル通りにちゃんと【教科書】になっています。経営戦略とは「自社が生み出す価値を特定すること」という言葉に基づいて、ポーターやドラッカーを引用したり、すごくきちんとした内容です。
かなり思い出すことも多くて、結局色々と気になり始めてしまった僕は参考文献の本を漁り出す「沼」に陥っています。
これからミンツバーグやアーカーなど、分厚くて重たい本を読み始めるのかと思うと、長い旅になりそうです。


3.世界で最もイノベーティブな組織の作り方
著:山口 周
この本は2013年に刊行されているのですが、全く色褪せずに読めると思います。イノベーションが起こせるアイデアを発生させるための「組織」がどういった状態なのか、どういうリーダー像が優れた組織に求められるのか書かれています。
組織に必要なビジョンを形成する手法や、失敗・成功したケーススタディを元に解説をしてくれています。こういった分野については普遍的も部分が多いと僕は思っているので、非常に良かったです。


4.ベンチャーマネジメント 事業創造
著:長谷川博和
Kindle版では出版されていなかったので、珍しく紙の本です。内容としては起業する前に読む本といった感じでしょうか。アイデアから事業に昇華させるまでのフレームワークや、事業化までのプロセスが書かれていて非常に頼もしい内容でした。
本当に広く抑えられていて、会計のことや投資を受ける事とはどういう意味かも1から教えてくれます。流し読みしてても、付箋が貯まっていく本でした。


5.失敗のマネジメントがイノベーションを生む
著:牧兼充
これは本ではあるのですが、ハーバードビジネスレビューの論文です。すごい面白いです。デザイン思考や、サイエンティストから経営者が学ぶべき点など綺麗にまとまっています。
長い書籍をダラダラとコストを掛けて読むよりかは、十分価値があると思います。サッと読んで、パッと入ってきます。

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なんとも固い感じのレビューになってしまいました。これからも当面はこういった内容が多くなるかと思います。

ただ、この手の本は読むだけだと意味がないので
自分の会社だったらどうすると効果的なのか、どういう風な解釈だと利用しやすいのか、考えて実践しないと全く費用対効果が悪いです。

今の僕には学生やサラリーマンだった頃とは違う尺度で考えられるのは非常に効果的だと感じています。

それでは、また次回。

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青木 優樹
適当にやっておりますが よろしくお願いします