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岡田メソッドって何だ

日本代表の監督で有名な「岡ちゃん」はサッカー経験者でない僕でも知っている。
彼はジョホールバルの歓喜と言われる事件を起こし、日本を初めてワールドカップ出場に導いた。

この書籍には、サッカーの理論やトレーニング方法が書かれているため、僕のような「にわかサッカーファン」の経営者には一見、関係ないような内容である。

しかし、これはサッカーだけではなく、あらゆる組織にとって汎用性を持った、マネジメント・コーチング・リーダーシップなどを学べる経営の教科書だった。

脳内で「選手→社員」「クラブ→会社」「ゲーム・サッカー→仕事」と変換していくことで、最高のビジネス書として読むことができる。

内容については、多岐にわたり様々な側面から分析解説をされているのですが、このnoteでは特にビジネスと関係している、この3点を取り上げました。

1.プレーモデル
2.テクニック
3.ゲーム分析

1.プレーモデル
仕事にもプレーモデル「型」は存在する。
営業でいうならば、リード獲得・商談・契約・納品・アフターケア・集金など一連の業務が存在するからだ。これは経理でも人事でも、どういった部門の人間でも同じことがいえる。
自社のプレーモデルをきちんと定義することで規律あるチームが作れるのではないか。

2.テクニック
プレゼン資料・メール/電話・見積もり制作など、早く的確に処理できるか。何か作業するときは社内外問わず誰か相手が存在する。社員の能力の底上げは必須だ。

3.ゲーム分析
一つの商談をクロージングさせるのにも、理想的な進め方があると思います。それはきちんとクライアントのニーズを聞き出し、適切な料金で契約して、サービスを納品する。そこまでに1人1人のプレイヤーが的確に仕事をこなし、チームが勝つ(仕事でいう儲けること)ために動けているかPDCAをまわしていく。

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この他にもフィロソフィーの必要性など、企業にとって必要なメッセージが数多く盛り込まれています。
僕にとってビジネスマン・経営者にとっては必読だと思える書籍だった。

ビジネスにも様々な形がある。企業が「売っている」モノ・サービスは多岐に渡る。今回はサッカーというスポーツのカテゴリーではあるものの、十分に、皆さんの中で「自分ごと化」できる内容だと思う。

僕は読了後、すぐにFC今治の会員になりました。
一回も観たことのないサッカークラブの会員になったのは初めてだけれど、これから応援していきたい。


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青木 優樹
適当にやっておりますが よろしくお願いします