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今月の書籍ランキング #11
こんにちは。今年最後のビジネス書ランキングになります!
皆さまの、冬休みの学習の一助になれたら嬉しいです。
この企画も今年の1月に始めたので、来年1月のランキングで2019年版は終了となりますが、1年間で100冊という数字は、随分前に超えたので、まずは目標突破できて良かったです。
成人の学習時間の平均は60分と言われていますが、20−30代男性だと平均時間が6分になるという調査もあるようです。
僕はゴリッゴリの学歴コンプレックスを持っていますが、大人になってからでも、
少しづつ積み上げることで、若い頃の差が埋められたら良いなと思って頑張ってきました。
そんな私情をたっぷり挟んでいますが、それではランキングをどうぞ!!
【ルール】
1,漫画は入れない
2,小説は入れない
3,その月に読了したもの
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10.AI vs 教科書が読めない子どもたち:新井紀子
10月に読みきれなかったAIシリーズです。こちらはビックリするようなタイトルだったのですが、
そんなこともなくAIの得意なこと不得意なことを明確にしてくれる内容でした。
国語も数学も問題の文章の意味を把握できないと回答することができないので、
AIには非常に難しいというようなことが書かれています。
ただ、それでも技術の発展によって出来ることや代替する方法が考えられてきています。
論理・確率・統計にできる分野や仕組みを見つけ出すことができれば、
AIをもっと事業に組み込められるから、チャンスとも言えますね。
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9.トヨタの自分で考える力:原マサヒコ
11月は「トヨタ式」の本を漁りました。この後も沢山出てくるのですが、こちらが一番初歩的な本かと思います。
逆にこれだけ呼んでおけば、一応言っていることはある程度わかるような内容になります。
物語形式になっているため、ケーススタディがなくとも自分の仕事にも置き換えやすいし、口語の良さもあるのかなと思います。
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8.6時に帰る チーム術:小室淑恵
この数年、全く意識していなかったワークライフバランス。
というか、好きじゃなかったんですよね。
持論として「仕事は人生の大半を占める。熱中できる仕事に出会えたらそれは幸せな人生だ。」と思っています。
ただ!逆を言えば僕個人の持論であるし、マイノリティだということをわかっているからこそ、
逆の勉強が必要だと思って読んでみました。
大学のゼミではワークライフバランスの研究もしていたので、
2度目だったのため、かなりスッと入ってきました。それに「どうやって休むか」の本ではなくて
1,効率化
2,リスク分散
3,個人の仕事を代替する方法
という内容が書かれているので、世の中のマネージャー職は読んだほうが自分のためにも、
フォロワーのためにも良いと思う。
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7.稼ぐAI:中西崇文
これは面白かったです。
様々なケーススタディを元にながら、わかりやすく説明をしてくれる本です。
どの本にも「パターン化できる」「論理化できる」データや事実がないといけない。
って書かれているのですが、それがそもそもどんなものだっけ?ってなることがあるのですが
それを文章として表現してくれています。
何でもかんでもAIでどうにかなる。とは思わずに「イシュー」に着目する。
人工知能が活用できる形に細かく分業する作業を行う。
=◯◯を自動化したい。
マッチングが人工知能をビジネスに昇華させる。
この言葉を信じていこうと思います。
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6.最強の現場をつくり上げる!トヨタ式「改善」の進め方:若松義人
トヨタ生産方式における、考え方がまとまった良本です。きっと何かあったときに僕はこの本を広げるだろうと思う。
基本的にはツールとして扱っているので、教科書のような役割です。
例えば…
自働化:
機械やラインが自動的に異常を感知し、人が異常を視えるようにする数々の仕組みや仕掛け。
ジャスト・イン・タイム:
必要なモノを、必要なとき、必要なだけ、手に入れることができれば
ムラやムリ、ムダだなくなるという考え方
5S:
整理・整頓・清潔・清掃・しつけ
などなど、いかにもトヨタっぽい内容がきちんとまとまっていますので
いかにも「トヨタのことを勉強したい!」という方には良いと思います。
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5.未来IT図解:谷田部卓
これはめっちゃ面白い本です。
新しいモノ好きな方にはおすすめです。
ただ、AIに精通している人は「あー、もう知ってる」ってなりそうなので、
不安な人は目次をサラッと読んでから買ってくださいね。
今まで読んでた頭から煙が出そうなAIのホントは違って、
画像や図解がたくさんあるので、入ってきます。
余談ですが、これの扉部分にある雑学みたいのは内容が詰まっているので飛ばさずに読んで欲しいです。
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4.いまこそ知りたいAIビジネス:石角友愛
まず、AIビジネスってなに?ってところですが
「AI技術を使って企業の課題を解決する方法を提案し、実装すること。」と定義づけてくれました。
この本は、多くの人が勘違いしているAIについての誤解を正してくれる内容です。
またAIを正しく利用することで、多くの会社を救えるのではないかと説いています。
特に僕が面白いと思ったのがAI時代に生き残る人材を3つに分けた点でしょうか。
・特化型:代替の聞かない特化した高度でプロフェッショナルな技術を持っている人。
・適応者:高い技術を持っていて、市場で何を求められているかを考えながら、自分を色々な場所に適応させることができる人
・合成役:異業種の人材をまとめて動かす、コミュニケーション納涼が高い人材。
皆さんはどのタイプに当てはまりそうですか?
仕事の自動化が進むほど、AIで吐き出されたデータに価値を付けて、ビジネスにできるか。
そこが重要になってくると教えてくれます。
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3.ファシリテーターの道具箱:森時彦
僕はなんとなくマネジメントをしたり、それとなく会議をやったりしていましたが、
どんなことにもロジックがあって、それぞれスキルが必要なんではないかと思い、ファシリテーションの本も手に取ることにしました。
本当に目からウロコです。今まで何故、学習してこなかったのか。というか「よく勉強しないでやってきたな自分。」ということで反省もしました。
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2.トヨタ生産方式:大野耐一
トヨタ式の勉強はこれが一番いいと思う。ようは原点回帰です。
分かりづらい表現はないですが、ちょっと古いし製造業についての理解がないと苦しい部分がありますが
「こういうもんだろう」と思いを巡らせれれば読み進められます。
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1.トヨタ式「全員が強い」チームのつくり方:若松義人
今回は本当にトヨタについての本を読む月間でした。
その中でも、特にこの本は「チームづくり」に特化していてかなり実践的だと思ったので
1位に選ばさせて頂きました。
リーダーがどうあるべきか、心理的な自主性を持ってもらうための行動規範を教えてくれます。
これは「トヨタだから」というよりも、マネージャーにとって必要なスキルです。
他社の事例もうまく使いながら、組織を成長させる秘訣が書かれているので、これは本当にオススメの本です。
マネジメント業務に含まれる「ファシリテーション」「リーダーシップ」はスキルで解決できることが多いと気づく月間でした。
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こちらが今回のランキングでした!
「自由」とか「共存共栄」って当たり前に良いことなんですが、
僕はやっぱりこの世の中で大なり小なりの競争は免れないと思います。
人が生活していくのも一つの「生存競争」なんじゃないかなと。
だから、自分の欲求を満足させるためにはチャレンジして結果を残さないといけない。
来年2020年にはオリンピックが待っています。
スポーツ選手だけでなく、様々な企業が特需を狙って準備をしています。
この戦いを僕はそれが楽しみにしています。
それでは、良いお年を。
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