《創作交換日記》 言葉と文章から巡る身体
創作交換日記「今日もぼちぼち」
今回は、穴山香菜(@KanaAnayama)さんです。
みなさん、こんにちには。
穴山香菜です。
《交換日記》を初めて書きます。
この交換日記が始まって、はや5ヶ月。
皆の日記を読んで、心踊ったり、日々の生活のヒントにしたり、言葉と文章に触れることで、
気持ちが健やかになる気がします。
私は今回、皆の日記を読む中で印象に残った言葉と文章を自分の身体に取り込んで、感じたことや体験を書いてみました。
『荒川といつもの私の行く末』
私はほぼ毎日、荒川の上空を通過しています。
つまり、電車の窓から現れる荒川を眺めているわけですが、荒川が現れる瞬間は、川のもつ無二の力に本当に引き込まれてます。
晴天のときなんかは、太陽の光が反射してキラキラ輝いてて、心を癒してくれます。
さてさてそんなとき、
有紀ちゃんと山科さんが書いていた、荒川での出来事を思い起こし、
"深い呼吸"と"言葉"を身体に取り込んでみました。
視覚と横の感覚は、
一定の速さで平面的に左に進むのに対して、
まるっきり新しい"呼吸"ー。
「背骨から羽が生えるようなー」
この言葉を頼りに、深く呼吸をしたとき、
時間もシチュエーションも違うけれども、
何か身体をつきさすような感覚が絶妙に身体を交錯しました、
なにかストーリーが始まりそうな予感。
電車の車輪の音も相まって、
「予告編」のようなドキドキを感じました。
『さいたまスーパーアリーナの脇で、
一人でワルツを踊ってみる。』
酒井くんが書いていた「あいみょん」のライブの日記。その内容に心が躍りました。
私は、さいたまスーパーアリーナ付近に住んでいることもあり、毎日このアリーナを通り過ぎるわけですが、
建物内で起こっていることを想像すると、
ワクワクするような、切ないような、
そんな気持ちにもなります。
夏のとある夜、さいたまスーパーアリーナがそびえ立つすぐそばで、
奈々子ちゃんに教えてもらったワルツのステップを踏んでみました。
ワルツは三拍子のリズムにも関係していると思うのですが、ステップを踏むことで、希望が湧いてくるような気持ちになります。
大きな大きな、さいたまスーパーアリーナを目の前に、ワルツを踊ると、自分がとても小さな存在に感じるとおもいきや、それは全くの皆無でした。
ワルツのステップは心を和ませ、このアリーナを丸ごと包み込んでしまうよう不思議な力がありました。
"建物と人"この辺りに着目して、次回またトライしてみようと思います。
『じっくりと日々を煮込んでみる』
田花さんが時間をかけて「煮る」ことにハマっている日記を読んで、一瞬一瞬をよりを大切にしようと感じました。
言葉一つで、身体の感覚が変わったり、
普段の日常がより豊かになったり、
言葉って本当に面白いなと思います。
2022年も残り3ヶ月にさしかかりましたが、
私は煮込料理が大好きなので、
作る過程など具材を日常の出来事に置き換えて、年末に向けてじっくりと煮込んでみようと思います。
『スイッチは常に起動し続ける。その連続が日々の自分の"踊り"に繋がっているのかもしれない。』
麻美子ちゃんが書いていた、「自分の身体を動かす為のスイッチ」のお話、自分と共通する部分があり面白かったです。
私も自分の身体のスイッチのことを考えてみました。
またダンス以外でも、生活全体を広げてみると、そのスイッチは膨大な数、存在するなと感じました。
料理をする身体、
パソコンをタイピングする身体、
読書する身体、
家に帰る身体、
などなど。
私は人が、目的というか、思いを持ってる"動作"を、美しいと感じます。
より単純な動作ほど美しいなと。
飯塚さんが、「「過程」に注目するとおそらく踊りは他の表現とも重なるところがあるのだと思います」
と書かれていた事思い起こしたのですが、
日々の行動を描写するようにつむぎあわせると何か、"自分だけのストーリー"という名の身体ができあがり、いままで気づかなかった"踊り"が出来上がるのかもしれないと感じました。
さて、この日記を書き終えようとしているとき、
急にカフェの店内からシャンソンが流れ出しました。
なんだか、急に、情熱が迸ってきましたが、
11月の有紀ちゃんの公演、とても楽しみです。
そして、いろんな言葉行き交うこの日記が、
巡り、辿り着く場所も楽しみです。
最後になりましたが、
今回、日記を書こうと思った時、
最初に浮かんだタイトルを記しておきます。
「わたし的パラレルな身体と脳内をストーリー仕立てに、そしてたまには記憶と想像に胸をかりて、日々を過ごしてみる。」
日記を書き始めたら、内容とリンクしなかったのと、なんでこんな文章が浮かんだのか不明ですが、
記録として残しておきます。
それではまたの機会に!
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