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《創作交換日記》 記憶装置

創作交換日記「今日もぼちぼち」
今回は、細川麻実子さん(@mamiHHDance)です。


こんにちは。
創作交換日記《今日もぼちぼち》初投稿の細川です。

前回の有紀ちゃんの日記にあった「切り替え」というワードから、日常的にやっているからだ感覚の切り替えを共有したいと思います。

(「必要以上にオーバーな動作で派手に着替える」を続けたら服がどんどん脱げてしまって何故か着替えられなかった。)

私は普段、幼児から成人の方までを対象にダンスの指導をしながら所属カンパニーの舞台活動や、継続していきたいもの、開拓していけそうなものを企画して不定期にプロジェクトを立てています。そして、それらと同時進行でライブ出演もしたりします。

ダンスを生業としていく生活の中で、自分の身体を動かすための「スイッチ」

◎ダンスをする身体A
ダンサーとして入る現場、本番

◎ダンスをする身体B
振付家とのクリエイション

◎ダンスをする身体C
指導者としての現場

◎振付けをする身体
ダンサーとのクリエイション

◎その他の身体
制作、日常、オフとか

複雑なようで、けっこうシンプル、中身は複雑かもです。

オフだってダンスと繋がるシーンはあるけれど、私の場合は振付などの記憶容量が割とすぐにパンクしてしまうから、スイッチングするようになったのです。元々容量が大きめの人はまた別のやり方があるんだろうなと思ったり。

パソコンで言うところのデスクトップ(家の中だと引き出し、たんすなど)に、この5つにフォルダー分けしておいて、それ以外は外付けHDDへGo!しちゃう。
混ざるとややこしいし、引き出しを間違えるとそれはそれは大変な事態になるから「一時保管所」って必要ですよね。

現場によって、この記憶フォルダーを【いつでも出せるように】します。時々いくつかのフォルダーを同時に引き出して、これかな、こっちかなと試行したりして。

だけど体は毎日少しずつ変化しているから、時には反応に時間がかかったり、いつもと違う感覚が生まれたりする。その新しい感覚との出会いこそ素晴らしい瞬間としてまた記憶したいなぁと思う日々です。

月に数回、60分即興で踊る機会があるのですが、空間の中に身体を置いてみてからスイッチングフォルダーを出し引きするのがとてもおもしろいです。予想外の展開になったり、知らない景色を見つけられたりして…あの感覚なんだろう。トマト買いに行ったのに良さそうな長茄子見つけた!見たいな。

そしてここまでお話しておいてナンですが、いざ踊ると引き出しの多いダンサーみたいな動きができないんですよね。不思議、、何でだろう!

日常の中で気になる景色や、味のあるものを発見しながら記憶装置としての体も日々アップデートしていけたらと思いつつ。今日も稽古
「ダンスをする身体B」をしてきます。

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