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好きを持ち続けるチカラ

好きな店があります。

笹塚のdear all。

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最近、時間があれば寄るようにしていて午前中にこちらのコーヒーから始めるといい日になるんです。

先日、ついにステッカーまで購入しました。

そこでメカラウロコだったんですけど「あれ、お店を好きになるって楽しいな?」と。

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コロナ禍になってたくさんのお客様がうちの店のグッズやお菓子を購入してくださっています。外に出ることがやはり憚られるので自宅で楽しめるものを求めつつ応援してくれているのだと思いますし、本当にありがたいことです。

マルシェバッグやレシピブック、それこそステッカーも。

とはいえ、心のどこかで「お客様には予算がある」と思っていて新しい商品を出せば出すほど負担をかけているよなぁと悩んでいる時期がありました。

「お客様への負荷」を無視することはできませんでした。

好きでいてもらう、というのも難しいことだなぁとその時は難しく考えるようになっていました。

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dear allでステッカーを買った瞬間に感じたのは

「お店を好きになるって楽しい!」

ということでした。

僕は学生の頃からカフェが好きだったし、それ以上でも以下でもなかった。何も考えていなかったんです。
好きな店に好きな時に行って楽しむ。それは誰からの強制もないし、義務感もなければ予算なんてなかった。だって行けない時は行かないから。

そこではじめて「うちのお客様の気持ち」に憑依できたのです。なんていうか「そりゃ楽しいよな」と。

「こんな楽しい気持ちだったのか!」みたいな。笑

応援するとか、帰属意識が強くなる、とかいろんな表現があると思うのですがこれって「ただ楽しい」んですね。好きなアーティストを応援しているような気持ちになる。

推しを推してるという。


自分の中にはいつからかそういう気持ちは無くなっていたように思います。久しぶりに「好きなお店に通うこと」の楽しさを感じています。

好きでい続けることって難しいし、好きという気持ちをただ楽しめるということがそもそも難しいんだな、と思います。余計な贅肉がどんどんついていく。知り合いだから行かなきゃ、とか。大事なんですけどね、それはそれこれはこれ。

お店はお店で自分の好きなものを追求しながら楽しんでもらえればいいし、お客様はお客様で「ただ」楽しめる時に楽しめばいいし、それだけだったのです。

好きを持ち続けるチカラは偉大だ。


僕はカフェに行くのが大好きです。なんか最近それを思い出しました。

良かった。

うちのお客様もこういう気持ちでいたらいいな〜

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山路 裕希(YUKI YAMAJI)
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