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オンラインとオフラインの壁がぼやけてきた
宮城県のうちの店舗の近くでも感染が確認されコロナウイルスの感染拡大が対岸の火事ではなくなりました。仙台市ではいまだに感染者が増え続けています。(当たり前だけど)
明日は我が身のハズが、人は「自分の番」が来ないと自分ごとで考えることが出来ません。
以前も書きましたが飲食店(実店舗があるものは全て)はこのウイルスの拡大を抑えたい一方で、お店を利用してもらわないといけないという葛藤と闘っていて、折衷案としてテイクアウトやデリバリーに移行していっている段階です。
うちは仙台ではいち早く「自主閉店(休業)」を発表していて、一昨日まではなんの活動もしていなかった。ずっとインスタライブとかして遊んでいました。あとは本を作ったり。(お店のレシピブックです)
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そんなことをしながら昨日からお店のオンラインショップが始まりました。
(僕が僕個人の仕事を請け負うために元々運営していたものをお店用にしました)
「家に居たくなるもの」をできるだけ販売しようということでご自宅で楽しめるお店のキットなんかもあります。是非覗いてください。
それで、販売しているものの中にプリセールチケットというものがあります。
自分用とギフト用と2種類あるのですが…
自分用は
「営業再開したらまた絶対お店に行くよ」
というお客様の売上を先取りさせて頂くもので、JAMCAFEで使える商品券のようなものです。
分かりにくいのはここからで、他にギフト用というものがあります。言い換えると
「JAMCAFEのお客様にコーヒーを振る舞える券」
なのです。これは
①うちの売上になる
②うちのお客様がコーヒーを無料で楽しめる
③購入者の人(個人法人問わず)にポイントが入る。
という循環が生まれるものです。
昔、西野亮廣さんが渋谷でそういうシステムのお店をやっていて面白いな、自分でもいつかやってみたいなとずっと思っていたのです。
フォロワーさんが9000人弱しかいませんが、うちのお店の各種アカウントでスポンサーとしてお名前やアカウント名を記載させて頂きます。
そうすると、全員ではないにしてもコーヒーをご馳走になったお客様の中にはそのスポンサーの購入者(お店や会社、もちろん個人も)の商品を買ってお返ししたいと思う人が出てきます。
こういう事態になって、自分の店だけじゃなく、他のお店やお客様含めみんなにポイントが入るもの(プラスになるもの)を探したときにそういう権利の販売が面白いな思ったんですよね。
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驚くことにかなり売れていて、しかも意外と個人のお客様が多いのです。
もちろん色んなお店や会社さんも多いのですが、それと同じくらい個人の方が
「JAMCAFEとそのお客様のためになるなら」
という動機で購入して頂いているのです。これはもう"お金を貯めることが完全に古くなった"ということで、「誰かのために」お金を使うという時代に向かってきているのです。先ほども書きましたが西野さんはギフト経済と呼んでいました。
暖かい循環が生まれ、オンラインでのやりとりがオフラインに同化し始めていて、そこの境目があやふやになっているのです。オンラインで起こった循環を通じてそれがオフラインに溶けて還っていく。実際僕はすでにお客様に早く会いたいなぁという気持ちになっています。
こんな感じで1アクションでもっと色んな人を微力ながら助けられるようなものが作れそうなので、色々考えてみたいと思っています。
うちもそうだし現場が早急にお金を求めているのは重々承知なので頑張ってやっていきます。
そのプリセールチケット買ってみたいな、自分もやってみたいな、という方は是非オンラインショップを覗いてみてください。(正直購入していただくとうちはとても助かります…)
自分だけが生き残っても仕方ない。みんなで元気にまた会うのです。
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