見出し画像

左右バランスよく

私は右利きですが、右ばかり使うと腱鞘炎になりやすいので、バランスよく左も使うようにしています。

以前は左でお箸を使ったり字を書いたり歯を磨いたりと、かなり意識していて、このままいったら両利きになれるんじゃないか?って勢いだったんですが、慣れない動作は時間がかかり、少し忙しくなったのでやめてしまいました・・・

右利きの方々、いつも使っているハサミは左だと切れないのはご存知でしょうか?
私は自分が左で使うまで、ハサミに左利き用があるのは知りませんでした。

時間があるようでしたら、試しに切ってみてください。
切れません・・・
紙を切る時の切り口を見えるようにする為と、力の加わり方が逆な為、2枚の刃の合わせ方が違うとの事でした。

なるほど。

右利きだとなかなか気づかないのですが、街はどうやら右利き仕様に作られている。
先日右腕のスジを痛め、あまり右手を使えずにいてハタと気づきました。

駅の改札
エレベーターのボタン
しゃもじ
キーボードの配置

うーん、まだまだあるとは思うのですが、思ったより早く右腕が治ってしまったもので右側使ってしまって調査が中断されてしまいました・・・

左利きの方は常に不便なんだろうなーと思う。
そんな状態には慣れっこなのかな。
やっぱり何事も「ない」状態になって気づきます。
でもそれでは遅い、常日頃から「そうではない状態の人もいる」ことに、意識を向けておきたい。
中断している調査を続けなければ。


脳の左右は身体の反対側を支配するとされていて、左脳は右半身、右脳は左半身を動かしている。
以前、ツボ・反射区について少し勉強した時に知りました。

今は亡き明治生まれの祖父は2回も左側が脳梗塞になり、2回目は右半身が麻痺、普通に動かせなくなり言葉を話せなくなりました。
1回目はいつなったのか知らず、子どもだった私には少々聞き取りづらい話し方でしたが、まだ話す事は出来ました。
左脳は言語能力を司っているから、さすがに2回目となると命は助かっているものの、祖父は話すことを失ってしまいました。

とても優しい人で、病気するまでは多分怒った事がない(表面的に)。
動かない右手で一生懸命震えた文字で日記を書き続け、たまに会った時は日記を左手で見せ言葉にならないただ一字一字の組み合わせに抑揚をつけ、いろいろ説明してくれました。
そんな優しかった祖父も、2回目の後は身体も言葉も思うようにならない状態になってしまったので、しょっちゅうヒステリックにケンカしているオバ達(祖父の娘たち)を怒ってばかりいました。

そして祖父の妻、今は亡き大正生まれの祖母は左利きだったのですが、時代なのか右利きにさせられて字は右で書いていましたが、包丁は左手を使っていました。
字はあまり上手ではなく、包丁さばきは上手だったのを覚えています。


私のイメージでは、左利きの人は字も絵も上手い。
羨ましくて、左利きになりたかった時もありました。

大人になり、私もだいぶ長く左脳ばかり使って生きてきたようです。
右脳を活性化して、左右のバランスを取る事が今は何より大事だと思うので、役に立つ事はいろいろやっています。

すべてにおいて、バランス。

思い出したら、バランス。

合言葉は、バランス。

あー、バランス・・・。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?