旅人兼ポーカープレーヤーを一年経験して

・いきなり結論

■旅しながらお金を貯めるのは難しい

・前置き

旅をしながら稼げるものはなんだろう？

そう考えながらフラフラ旅したり日本で働いたりを十年以上、たどりついたものがポーカーでした。

これがダメなら日本でまったり働きながら、また新たに旅しながら稼げるものを探そう。

そして、ポーカーは趣味兼副業として続けようと思っていました。

そんなわけで、日本での仕事は大企業ではないものの間違いなくホワイト企業でしたが、

もったいないと思いながらも放浪癖が疼いて仕事をやめました。

・実際に旅をはじめて

開始二ヶ月もしないうちに気がつきました。

あ、これ無理ゲー。

始める前には３つの自信と２つの不安がありました。

まず初めに自信は

■旅慣れている

■オンラインで勝てる

■海外ライブの経験

そして、不安は

■長時間労働の耐性

■経費に勝てるのか

案の定不安点の予想は二つとも当たってしまい、毎月ギリギリの生活をおくることになっています。

まずは長時間労働の耐性についてですが、ブログやTwitterのおかげで皆さんも御存知の通り、勝ち組ポーカープレーヤーは稼働時間が長いです。

中には月400時間超えている人もちらほら。ブラック企業真っ青です。

そんな自分は結局この一年間で一度も月200時間超えたことなかったくらい労働意欲にかけています。

単純に二倍稼働すれば二倍収支が増えるわけではないですが、それでも人の半分以下の稼働時間では生活もカツカツになります。

実際稼働時間が短くて生き残っているポーカープレーヤーは一人しかいないと言われています。

次に、経費に勝てるのかという点。

海外ライブを経験したことある人なら誰もが感じることですが、低レートにおいて長期的に負けることはないです。

なにが問題かというと、経費に勝って貯金ができるのかという問題です。

ライブポーカーちょろいっていうのは確かだと思いますが、自営業として普通のサラリーマン以上に安定的に稼いで貯金できるかは別物です。

長期的に分散に耐えながら高いWinrateを維持することは非常に難しいと感じました。

・最後に

旅しながらポーカーで稼ごうと考えている人がいたら、悪くはないけどやはり厳しい道だということを知っておいて欲しいです。

自分は再就職が比較的容易にできる資格があり、絶対に手を付けないお金を日本に残してあるのでお気楽に構えていますが、

大学を退学して、または卒業後すぐに専業になることは絶対に反対です。

しゃむには何回も同じ事言ってるし、周りの社会人経験者も同じ事言ってるらしいので間違いないと思います。

学歴にこだわりませんが、辞めた後に日本帰ってお金を稼げる保険無しで旅人兼ポーカープレーヤーになるのはやめましょう。

逆に社会人は新卒カード切った後なので自由にしていいと思います。

ブラック企業で死にそうなら、ブラック自営業の旅人兼ポーカープレーヤーを目指すのも面白いと思います。

ただ、ブログやTwitterでは羽振りのいいことを言いながら、貯金を食いつぶしている人、それを超えて借金だらけの人の噂もききます。

実際に僕自身もポーカープレーヤーから借金を踏み倒されている状況なので、お金を貯めて覚悟してから会社を辞めてください。

では大切なことなので二回言っておきます。

■旅しながらお金を貯めるのは難しい

そんわけで僕も来年末には日本で働いている確率80%位だと思います。