コミュ障陰キャ、画塾で沈没

画塾は数多ある塾の中でも少し特異で、高3でも塾内で新しい人間関係が生まれる。全員が同じ部屋で同じように絵を描き同じように講師にボッコボコにされている中で、会話が生まれることがあるのだ。(運良く自分も人間として認識されたので会話の中に入る事ができるタイミングがあるので稀に孤独を回避することができた。)


とはいえコミュ障である。そんじょそこらの自称コミュ障とは会話のレベルが違う。この長々としていて冗長で面倒くさい文章体系から象徴されるように俺は自閉症の気がまぁまぁある。会話もASD特有のクイズじみた単語返答が多い。マイナーな単語を話して悦に浸らないとろくに言語も話せないカスだ。よくツイッターで、「自閉症の人間は日常会話の必要性を理解しておらず、利益が無いと思っているから会話に価値を感じない」見たいな言説が出回るが、そもそも日常会話とは利益を生まず、相互が敵対関係にない事を確認するためのコミュニケーションツールであり、意味を考えて行うものではない。

強いて言うなら、この日常会話というタスクを相手に成功させ続けるといわゆる「友達」と言われる枠に入れるチャンスが発生する。そこに入れると、例えばノートを借りられたり、一緒に何処かへ行ったりと言うような、ちょっとした利益や普段体験しないイベントを得られる可能性が出てくる。不可視化されたシステムの入口が日常会話なのだ。

ADHDの気もあるので話の軸がぶれる。ちなみにINFPの気もある。なんてこった!とんだ失敗作だな君は!


しかも俺はアダルトチルドレン特有の病的な対外関係不安思考があるので、絶対に自分から人に話しかけられない。人の地雷を踏んで嫌われたらどうする!?責任取れるのかよ!!無理なら黙ってろ!!!


逆に考えてほしい。普段全く話しかけてこないくせして、気を使って声をかけたらこの量脈絡の無いつまんない文章を喋るやつを。想像しただけで全身の毛穴という毛穴がそばだつだろう。

毛穴空いてンぞ、寝不足か?



なので俺は塾で少し浮いている。浮いていると言うか、沈んでいる。楽しそうに話している他校の同塾生徒たちを横目に、うつむいて絶望している。頑張れコミュ障!お前の未来は暗いし、別に誰かが助けてくれるわけではないが、死んだら親族だけが哀しむぞ!

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