誰の脳がおかしいですって!?!?!?
少し前、Twitter(偽名:X)にてこのようなツイート(偽名:ポスト)を観測した。
「美術志望生について調べると、たいがい何処かのタイミングで大きく頭をぶつけたことがあるというデータがある」というものである。
もちろん有象無象の人の明確なデータが掲示されていない発言なので真偽こそ定かではないもののですよ。おいおい、ちょっと失礼じゃないスか、と。まるで美大志望生が頭ぶつけておかしくなった奴らの集まりみたいじゃないですか。そりゃ俺は幼稚園時代に遊具から飛び降りてしつかりと頭で着地を決め込み、良くわからん装置で脳みそを印刷して無事を確認する羽目になった過去こそありますけど、そんなの関係ないかもしんないじゃないスか。
でもどうしよう、調べてったら実は1人残らず頭ぶつけた過去があったりしたら。全国の親御さんはご注意ください。わけぇ頃に頭ぶつけると即美大志望確定ですよ。お子さんにしっかり指導しておいてください。自転車とかの時もしっかりヘルメットするように、事故るとすぐ美術を志す人になっちゃうよ、って。
逆に考えると、これを応用すれば美術志望の人間を無限に生産できるのでは?幼稚園生をベルトコンベアーに乗せて、1人ずつ石の塊で後遺症が出ないぐらいの強さで頭を叩いていく。そうしたら1人残らず予後が悪い皆様(個人的な意見ですが、美術という窮屈かつドライな日本社会の対義語が如き文化への憧れは基本的に予後が悪い気がする。もちろんこの世の全ての人工物質はデザイナーによりデザインされていると考えるとそんなに予後は悪くないとも言えるけど。少なくとも油絵と日本画と版画はちょっと予後が悪くない?)コースへの道が確定する、というわけです。
売りに出したら儲かるかもしれんな、「子供芸術家キット!」みたいなのに、デカくて硬めの石を入れて、説明書として「後遺症が残らない程度に、一回重めに脳をぶつけてください。」とだけ書いた紙をぶち込んでさ。
現実の厳しさはともかく芸術家という響きは何故か奥様方にもそう悪い印象を抱かせないし。
現実まだ日高屋とか吉野家とかのアルバイトのほうが良いまであり得るのに。
ともかく、俺はドグ・マグの正木教授アンチ思考だから人間は脳髄で生きていると思っているので、その脳がアスファルトとなかよしする訳だからまぁいい影響がないのも頷ける。
とは言え美術を好きになれるという意味では良いのかもしれない。嫌いだったり興味のないものを新しく好きになるというのは意外とべらぼう難しい事だったりする。
脳なかよし一回で好きなものが一つ増えると考えればイーブンか。イーブンか?