何も考えられなくなってきた。

睡眠時間が削られている。スマホ依存症なのも相まってブルーライトに触れていないとそわそわして目が覚める。病院で治さないといけないんだろうが高3の夏休みにそんな事している時間は無い。ただでさえ絵の才能も技術もセンスもまだないのに、そんな状態で夏を真っ白な病室で過ごしてみろ。末路なんて目に見えている。

覚悟もないのに自分を奇人だと思い込んで変な道に進んで、自分で苦しくなって。馬鹿そのものだ。俺は本当は多分絵なんてどうでもよくて、他人に才能を認められて気持ちよくなりたくて、ただなんとなく皆と同じが嫌で、楽に認められたくて。

自分を卑下すれば、目の前の問題から目をそらせる。あぁ、俺は何でダメな無能なんだ！こんなにも苦しいのは俺の人間性のせいだ！

オムライスが作れない時、大概原因は作り方を知らないからだが、黒焦げのオムライスを前に自身のオムライスを作る才能のなさを嘆くお気持ちポエムを歌っているような、そんな状況だ。
黙って手を動かさない限り未来はない。わかっていても努力はしたくない。だって努力って、フツーの人がするやつっしょ？俺奇人っすよ？あんまナメないでほしいんすけど笑