オムライスはやっぱりケチャップライスです。
Cafe Jack in the Boxのオムライスはチキンライスにトロトロ卵をのせたシンプルなオムライスです。
今はデミグラスソースのオムライスだったり、ホワイトソースだったりと様々なバリエーションがあるオムライスですが、やっぱりケチャップが好き!お客様の中にも、この昔ながらのケチャップライスが食べたくて来てくださる方もいらっしゃいます。移転前のCafeJoren時代から続く定番メニューとなっています。
さて、子供の頃から親しんでいるオムライスって、いつできたの?どこの国の食べ物?なんて思ったことありませんか?
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、オムライスは日本でできた洋食です。英語のomeletとご飯のriceを組み合わせてできた和製英語とでもいうのでしょうか。
忙しい厨房でもスプーン1つで食べられる賄い料理として東京銀座の「煉瓦亭」で誕生しました。賄いって美味しいんですよね(笑)お客さんもそりゃ食べてみたくなりますよね!ということでメニューにのった「ライスオムレツ」が始まりと言われています。このお話が1900年。
しかし不思議なんです。ケチャップが日本で普及したのは1908年から。つまり当時のライスオムレツにはケチャップは使われていなかった!ということになります。ではいつからケチャップが使われるようになったかという疑問が出てきますよね。
ケチャップを使ったオムライスは、最初のライスオムレツができてから25年後の1925年になります。ケチャップライスを薄焼きの卵で包んだものを作ったのは大阪の洋食店「パンヤの食堂」でした。いつも白飯とオムレツを注文していた胃の弱いお客さんに、毎回同じものではかわいそうだとケチャップライスを薄焼き卵で包んで提供したのがきっかけで、その際にオムライスと命名したのだそうです。
なんだか店主の優しさが伝わりますね。
お客様のことを思って、身体を気遣う気持ち。そこから生まれるメニュー。
そんな、お客様を大切に思う気持ち、見習いたいものです。
Cafe Jack in the Boxのオムライスは優しい味というより、ややパンチの効いたしっかりケチャップライスですよ!ツーリングで疲れた身体にはいいかもしれませんね(笑)