2022年のまとめ
気づいたらもう大晦日ですね.みなさまどうお過ごしでしょうか.今年は3月の地震で研究室棟が7月まで使用不能になったり,令和6年度の4年制大学化に向け,数え切れないほどの申請書類を作成したりと,ずっとバタバタな1年でした.
しかしながら,おかげさまで大きな怪我や病気もなく,自分の大切な作業に従事しながら有意義な時間を過ごすことができました.8年ぶりに『作業で語る事例報告』を改訂することもできました.協働してくれたみなさま,応援してくれたみなさまにこの場を借りて心より感謝申し上げます.
来年の学会や講演は対面で参加できると思います.ご縁がありましたら協働しましょう.
良いお年をお迎えください.
2022年の振り返り
研究論文
齋藤佑樹, 友利幸之介, 澤田辰徳, 大野勘太:訪問リハビリテーションに従事する作業療法士が対象者の活動・参加レベルの目標達成を支援するプロセス─ 複線径路等至性アプローチ (TEA) による分析の試み─. 作業療法, 41(2), 226-238. 2022
齋藤佑樹, 丸山祥, 熊谷竜太, 髙橋慧:作業科学の学習経験が作業療法学生に与える影響─ SCAT を用いたフォーカス・グループ・インタビューの分析を通して─. 作業療法, 41(4), 393-401. 2022
川口悠子,齋藤佑樹:視神経脊髄炎を呈した事例のQOL向上に向けた目標設定の工夫と行動変容アプローチ, 日本臨床作業療法研究 No,9:16−29. 2022
Tatsunori Sawada, Kounosuke Tomori, Kayoko Takahashi, Kanta Ohno, Yuki Saito, and William Levack: Information bias in the Canadian Occupational Performance Measure: A qualitative study, British Journal of Occupational Therapy. 2022
熊谷竜太,齋藤佑樹,石丸昌彦:精神科臨床実習を経験した学生の体験談が未経験学生に与える影響―精神障害に関する興味関心,社会的距離,イメージの変化―. 作業療法教育研究, 21(2). 2022
熊谷竜太, 齋藤佑樹:臨床実習における学生の課題認識: テキストマイニングによる自由記述の可視化の試み. 研究紀要 青葉 Seiyo, 14(1), 157-166. 2022
戸田祐子, 加藤伸司, 齋藤佑樹:認知症カフェへの参加経験が作業療法学生に与える影響: SCAT を用いたデプスインタビューの分析を通して. 研究紀要 青葉 Seiyo, 13(2), 223-231. 2022
戸田祐子, 須藤あゆみ, 齋藤佑樹:我が国における認知症者に対する多職種連携支援に関するスコーピングレビュー. 研究紀要 青葉 Seiyo, 14(1), 195-201. 2022
髙橋慧, 齋藤佑樹:結婚や出産を経験した女性作業療法士がワークスタイルを確立するまでのプロセス分析: 複線径路等至性モデリング (TEM) を用いた分析. 研究紀要 青葉 Seiyo, 14(1), 177-184. 2022
他,印刷中1本,投稿中1本,作成中3本
著書・雑誌等
作業で語る事例報告 作業療法レジメの書きかた・考えかた(第2版). 医学書院
Platinum TEXT Library 臨床作業療法NOVA Vol.19№3 2022年秋号
「作業療法と臨床判断」. 青海社
5つの臨床推論で整理して学ぶ 作業療法リーズニングの教科書. MEDICAL VIEW
他,3冊(概論関連,訪問リハ関連,臨床実習関連)作成中
学会発表
作業科学の学習経験が作業療法学生に与える影響 ーSCATを用いたフォーカスグループインタビューの分析を通してー(スペシャルセッション選出・大会特別賞). 第8回 日本臨床作業療法学会 学術大会 宮城
橋本円,齋藤佑樹:不活発な入院生活からの脱却に向け、面接評価で共有した興味のある作業を導入した事例. 第8回 日本臨床作業療法学会 学術大会 宮城
熊谷竜太,齋藤佑樹,髙橋慧:臨床実習における学生の課題認識−共起ネットワークによる自由記述の可視化の試み−. 第56回 日本作業療法学会 京都
その他
あなたにとって作業療法とは何ですか?第85回. 月間作業療法ジャーナル56巻1号:51,2022
Q&A OTジャーナルの仕事論 第7回 「人間関係,どうすればいいの?−教えて先輩!!」. 月間作業療法ジャーナル56巻9号:984,2022
第31回 埼玉県作業療法学会 基調講演「作業に焦点を当てた実践とは? 〜対象者の作業を支える作業療法士の作業を問い直す〜」
第8回 日本臨床作業療法学会 学術大会 当事者企画「当事者から聞く!〜OTの在り方,求められること〜」
第42回 近畿作業療法学会 教育講演「作業療法をするうえで大切なこと」
第35回 静岡県作業療法学会 教育講演「作業療法をするうえで大切なこと」
リハテックリンクス・メドレー共同開催「リハビリテーションUPDATE 作業療法の最前線から学ぶ」
他,現職者研修など