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【資産形成】 債券について学ぼう
こんにちは。
今回は債券をテーマに書いていきたいと思います。
債券はリスクが低い株式のことでしょ?
くらいに思われている方も多いのではないでしょうか。
これから資産形成をはじめようと考えている方からすると選択肢にはあがらない、ややレベルの高い商品かと思います。
ですが、債券の仕組みを理解することで、株式や投資信託の理解もより深まるのでぜひ読んでみてください。
それではさっそくはじめましょう。
債券ってそもそも何?
まず債券とは何かですが、一言でいうと企業にお金を貸すときにもらえる借用書です。企業側からみたら債券は個人からお金を借りるための手段です。
そして債券には種類がいくつかあります。
代表的なところだと下記です。
公社債:国や地方公共団体が発行する債券
事業債:民間の企業が発行する債券
外債:国外の企業が発行する債券、または外貨が対象となる債券
もう少しだけ深掘りすると、
公共債は個人向け国債や地方の行政が発行する地方債などです。
事業債はソフトバンクやトヨタなど民間企業が発行する債券です。
外債はドル建てで企業が発行する債券やアップルなどの米国企業がドル建てで発行する債券などを指します。
なんとなくイメージが掴めてきたでしょうか。
株式との違いは?
次に株式との違いを書いていきます。
まずなんと言っても、株式の保有者と債券の保有者は立場が全然違います。
債券の保有者はその名のとおり、その企業の債権者です。
株式の場合はどうでしょうか。株式の保有者は企業から見たら企業オーナーです。お金を出資している分だけ会社の経営権に口出しする権利があり、その企業の存続に出資分だけ責任があります。簡単にいうと経営に携わってるわけです。
企業側にいるか、あくまで企業と対峙するお金を貸す側にいるかということです。
また債券は買い方が株式とは違います。
購入できる最低金額は基本的に100万円以上からです。
また、債券の場合は発行額(企業からみた借入額)と申込期間が決まっており、売り切れごめんの商品となってます。
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債券のメリットは?
最後に債券投資のメリットを書いていきます。
債券は固定で年率○%という形で利子がもらえます。
この利子は銀行預金などに比べると発行体の破綻リスクも上乗せされている分だけ高くなってます。
そして、その発行体(企業や行政)が破綻しない限りは、満期(当初設定されている満了期間)まで保有していれば元本も戻ってきます。また途中で債券を売却することも可能です。
このようの株式に比べるとリスクは格段に低いです。
ですが、株式のように値上がり益や株主優待、配当金がない分、収益性には欠ける商品です。
結論、お金持ちのひとが資産バランスを調整するための商品という感じです。
いかがでしたでしょうか。
本記事が資産形成の一助となれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。