人と話すのが苦手な方へ(話すことの意味と考え方や話し方練習法)
は じ め に
※イラストを見てこられた方、初めにお伝えしますが私自身50代の薄毛オジサンですのでその辺りご了承くださいませ。
私は営業を25歳の時から始め、かれこれ25年営業をさせてもらってます。
今でこそお客様の前で何の緊張もなくスラスラ話が出来ますけど昔は…
●母子家庭で一人っ子の鍵っ子。人と話す事を家庭でしてきませんでした。
●小学生の放送医院では『お前の声気持ち悪い』と言われ
●社会人一年生は話し方に対して『お前は一般常識がまるでない』
●25歳初めての営業会社では『声が小さくて聞こえない』
などコミュニケーションをとることに関して得意ではなかったと思います。
そんな私も自分の中での決め事があって
【 先輩を敬い立てる 】
というのは絶対してましたし後輩の面倒見は良い方でした
ですので、コミュニケーション下手の渡曽ですが、一人の人間としては周りの人から愛されてきたと思います
そんな私も27年の社会人経験や、先輩・上司から教わったコミュニケーション術が幾つかあります。
今回は社会人の方向けに初対面の方とお会いした時の初めの話題作りの方法を3つお伝えしようと思います。
多くの社会人が取り入れている手法だと思いますのでご存知の内容も多いかと思いますが、実践的に即身につくよう私独自の練習方法も最後に記載しましたので、いくつかある中からあなたが取り入れやすい話題作りの方法を見つけて練習してみて下さい。
相手の話を十分に聞くこと・共感する事 とは
それでは本題に入ります。
まず一つ目として、
【 相手の話を十分に聞くこと・共感する事 】
に徹すると言う事です。
これは基本中の基本中の基本(大切な事なので3回言いました)です。
世界のベストセラー『7つの習慣』の5番目の習慣にも出てくるように、相手の話に心から共感して話を聞いていかなければこちら側の話も聞き入れてもらえないというものです。
書籍の中で『この習慣は人類の法則である』とまで言っていて、老若男女、国籍、場所を問わず共感して相手の話を聞かなければ、自分の話は消して聞いてもらえない。と意味づけされている。
最近コーチングが広まっている流れからも『傾聴』という言葉は聞いたことあると思います。がここでは、『こちらの答えありきで聞くのではなく』『相手の見えている景色も自分が見える化のように』というレベルが最高に望ましいです。(相当難しいのでそのレベルを目指す意識で)
聞いているふりや、聞いている途中でこちらの意見を言ってしまったり、話の流れをどうっやってコチラの意向につなげるか考えながら『傾聴?』してしまうと、それは相手につたっわてしまい、こちらの伝えたい内容もきちんと伝わらなくなってしまうと言う事です。
ですので、少し難しいですが
『こちらの答えありきで聞くのではなく』『相手の見えている景色も自分が見える化のように』というレベルを目指して傾聴していく練習をする。
このことについてある上司から教わったのは、相手と話す前段階で
『必ず自分の意向(面白情報、役立ち情報など)を伝える』と決意します。
そして本人の前では一度そのことを忘れ聞き耳を立て共感することに集中すると言う事。
これは一見本末転倒のように思うかもしれませんが、『絶対自分の意向〇〇を伝える』と決意したまま相手の話を聞こうとすると、相手がどんな話をしてきても、自分の意向を伝えるという【結果ありき】で話を聞くことになり、相手と同じ景色が見えるくらいの共感する話の聞き方にならないそうですし、相手にもこちらの気持ちが見透かされるそうです。
これは私も何百回も経験してるので本当にその通りだなと思います。
たちつてとなかにはいれ とは
では二つ目は
話題作りの 【 たちつてとなかにはいれ 】
を意識してお客様とお会いしてすぐの話題作りを立てていくと言う事です。昔は『たちつてと』迄でした。今では『なかにはいれ』も付け加わったようです。しかし有効だと感じますので紹介いたします。
これは話題ネタの頭文字をとったもので
た…食べ物
ち…地域(出身地など)
つ…通勤(学校)
て…天気
と…富(景気・お金)
な…名前(からの出身地など)
か…体(健康面、体格から取り組んでるスポーツなど)
に…ニュース(政治、経済、スポーツ、芸能など)
は…はやり
い…異性
れ…レジャー
です。
これは本当に挨拶(自己紹介)をしてすぐに話す短文が良いようです。
共通項が上手く見つかるとそのことに没頭しすぎることも有るので注意しましょう!
いずれにしても天気以外はそのネタから自分(自社)との共通項を見つけるために活用すると覚えておいてください。
人は初対面の人と共通項があるか無いかでそのあとの関係性が本当に大きく変わってきますし、つぎの話に向けての大きな土台となります。
シナリオ作りと真剣ロープレとは
そして三つ目には
今迄の二つを意識して 【シナリオ作りと真剣ロープレ】 です
面倒かとは思いますが、慣れないうちは自分が話すシナリオを作っておきます。それをキチンと覚えて感情を込めて話せるように何回も練習していきましょう!
ロープレと言うと営業会社のみで使いそうですがそうではなく、一般の社会人の方や学生さんにも十分応用は効きます。
そしてさらに上を目指したい人は、相手から言われるであろう返事や質問を考え、それに対する返答も考えておきます。
ここまで本気でやろうとするとやり取りの対応パターンが何十にもなる場合があります。ですが、これを準備しておくことで当日お客様とのやり取りのほとんどが予想の範疇内となります。
そしてその予想を的中させるためにはシナリオ作りを、当日の現場感を真剣にイメージして作りこんでいくと言う事です。
そして恥ずかしくなければ、その作ったシナリオを相手も併せ一人二役で
【スマホの動画で撮ってみる】
といいです!こんなことを言うとあなたから悲鳴が聞こえてきそうですがw
自分の声が好きな人は余り居ないので
チェックすべきところは声そのものではなく
・声の張り
・トークスピード
・テンション
・表情あ目つき
・身振り手振り
等です。
当日相手を目の前にした空気感すらもイメージした真剣にシナリオ作りやスマホロープレをすることで、効果が何倍にもなり、自分でも驚くくらいのコミュニケーション力が身につきます。
そしてこれは何年も続けるわけではないです。身についてきたら数か月で一旦やめても良いものですので、『今だけは我慢してスマホロープレやってみるか!』と決意してください!
そしてまた力が落ちてきたとか、レベルしたいと思ったら再開してみて下さい。
関係づくりが出来てないと…
ここまで出来れば当日お客様の前でいい緊張感の中、満面の笑みで対応するだけです!
初めの話題作りから共感を得、関係を作っていくというのはいわば土台です。
初めの関係づくりが出来れば相手との関係性は本当に身近なものになります。
逆に言えばココでしっかり関係づくりをしておかないとどんなに良い話やプレゼンをしてもザルのように抜け落ちてしまい、相手の心に残らなくなってしまう可能性があります。
私もこの三つの方法で180°変わることが出来ました!アナタにもできます!共に頑張っていきましょう!質問があればコメントお待ちしております。
では別の記事でお会いしましょう!