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心をニュートラルに
今朝、坐禅をしました。心を調えるために
京都を訪れた朝は、禅寺へ。
坐禅をして、姿勢を調え、呼吸を調え、心を調える。調身、調息、調心。
普段の生活で乱れたものを整えます。
「楽」ということ
坐禅のあとのご住職による説法でのお話。
坐禅の目的は、「心を楽にする」ことだそうです。
「楽」とは、楽しいという意味ではなく、自由な状態。常にどうにでも変化できる状態。逆に、心が楽でない時は、何かに囚われているという状態。
選択肢が限られているとか、わかっちゃいるけどやめられないとか。
でも、心が楽ならば、心身ともに常に自由自在で縦横無尽。選択肢は無限に広がり、想定外の事故がおきて、一瞬、心が乱れても、しっかり対処して、すぐにもとに戻ることができます。常に、柔軟に対応できる状態。
楽な状態とはニュートラル
車のシフトレバーにもありますね。ニュートラル。前進と後進の間。前進でも後進でもなく、いつでもどちらにでも行ける柔軟な状態。
坐禅の目的は、まさに心をニュートラルに調えることです。
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私のカーボンニュートラル
一般的にカーボンニュートラルとは、カーボン排出量の増減を均衡させることだと思いますが、わたしにとってのニュートラルとは、この「楽」な状態、即ち二酸化炭素をコントロールできる状態をめざすこと。
二酸化炭素を出すすべての活動が悪なのではなく、これまでの大量生産、大量消費、規模の経済原理から『スモール・イズ・ビューティフル』の思想に転換し、人類が二酸化炭素をコントロールすること。それによって持続可能な世界に戻すことだと思っています。
わかっちゃいるけど、やめられない
私は車で旅をすることが大好きです。でも、かねてから個人の意識として違和感と罪悪感がありました。原因は、二酸化炭素。
車で旅しても、クーラーをきかせて快適に休憩している間も、二酸化炭素をだし続けている。環境に影響を与えているとわかっていても、車の旅は楽しいですし、今の幸せのために、やめられませんでした。
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ギルティー・プレジャーからヘルシープレジャーへ
今を幸せに生きることは重要です。一方で、それが未来に影響を与えていいのだろうか。今を幸せに生きることと、未来によい影響を与えることは、難しいかもしれませんが、なんとか両立させないといけません。
わかっちゃいるけどやめられない楽しみ、ギルティー・プレジャーから、今の楽しみと未来を両立させる健全な楽しみ、ヘルシー・プレジャーへ転換しないといけないと思います。
説法でのヒント
いまと未来の両立は難しそうですが、坐禅のあとの説法のお話の中にそのヒントがありました。
それは、実践。お釈迦様が最期に残した言葉は、実践だそうです。
お釈迦様はいつも弟子たちに悟りは言葉に表せないといっています。でも、その法を言葉で説いて回りました。そして最期に弟子たちに言ったことは、言葉ではなく実践。頭で理解するのでなく実践すること。
わかっているならやめられる
私は昨年、思い切ってガソリン車から電気自動車に変えました。色々な点で不便になるのではと不安でしたが、実践した結果、心は楽になりました。
わかっているからやめられたのかもしれません。
今の楽しみを犠牲にすることなく、未来のことも両立するために実践する。
「わかっていてもやめられないこと」を一つでも「健全な楽しみ」に変えるために、心を楽にし、自分でできる些細な実践すれば、いまと未来を楽にできるのかもしれません。
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