パンセクシュアルの恋愛観【エッセイチャレンジ⑨】

私はパンセクシュアルというセクシュアルマイノリティです。
詳しく言うと、
体の性→女
性自認(心の性?)→女
恋愛対象→人類全般
という感じ。

バイセクシュアルと何が違うのかと聞かれることがありますが、私の中でバイは恋愛対象が「男」と「女」で、相手の性別を分けたのちに両者を選択している印象。
対してパンセクは、相手の性別によらず恋愛感情を抱くと認識しています。

ちなみに性的興奮をする対象も特に性別関係ありません(体の性が男か女どちらかの人としかそういうことをしたことがないので、何とも言えませんが)。

「好き」という感情が、なぜ相手の性別によって異なるのかが不思議でなりません。
私は女性の親友もいるし、男性の親友もいるし、性別という概念を超えている友達もいます。
女性の恋人、男性の恋人、性別がよくわからないと言っていた恋人もいました。
高校生までは、なんとなく周りに流されて「気になる人=男性」という固定概念に縛られていましたが、今思えば中学の頃あの子のこと好きだったなーとか思います。

「好き」という感情が、なぜ相手の性別によって異なるのかという話をいろんな人に仕掛けているのですが、「本能的に」と返されることが多いです。
本能ベースなら、同性に性愛感情を抱く私は生物として変ということですね(たしかに種の保存的に同性愛はいらなさそう)。
あとは、性欲と恋愛感情の話を持ち出したくなります。
本能で恋愛感情が定まっているのなら、性欲がない恋愛はないのか?と。

個人的に、性欲と恋愛は関係しているけど、直結ではないと思っています。
性欲を感じない恋愛感情もあったし。
ただ、恋愛関係にある人とそういうことをすると、そこまで相手を独占できている気がして良い気はします。
なので関係はしているのかなと。

私は犬系男子が好きなのですが、犬っぽい女性は特に好みではないです。
相手の性別によってタイプが変わるのも謎です。

ここら辺の話は酒を飲んでするのが一番楽しいので、誰か一緒に飲みながら恋愛話をしましょう。