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熊本地域医療の未来

先日11/15(金)に熊本駅前リハビリテーション学院さまの場所をお借りして、学生さん向けへ熊本地域医療勉強会のお話を行いました。
「在宅医療における多職種連携の重要性~コミュニティナース×訪問看護×緩和ケア」ということで、未来の医療・介護・福祉に関わってくれるであろう学生さんたちにお話を行いました。(話した内容はいずれYouTubeにて公開されるかと思います)

私自身、おじいちゃんを大切に思うことから看護師の道へ行き、「夢」というよりは「大切な人を守りたい」という気持ちが強く進んでいますが、
それは看護のみではないですが一つの道として選択し、看護の魅力にはまってしまった、という感じです。
とはいえ、看護師となってからが大変でしたが、先輩方の力添えがあったからこそ続けてこれました。
今でもそうなんですが、日々勉強、成長中です。
気付かないことや思い込みが多いので、ちゃんと言ってくれる存在がいるのはとてもありがたく、感謝です。

また多職種連携をすることで、診断エラーを防ぐのはもちろんですが、様々な視点でみることでケアも充実していきます。
病気になってからや緊急時などについては医療機関でケアができますが、その前後の予防などは医療機関で行っていくのは厳しいです。
医療機関での役割はしっかり持ちながらも、地域全体で医療をよくしていこうとともに協働していくことが今後大切になってくるかと思います。
その健康の土台を底上げしていくのは、行政機関や私たち民間団体であり、協働していく必要があります。結果、医療費削減や健康で働ける人材が増え経済も回っていきます。お互い意見を出し合い、それを批判として捉えるのではなく「協働」していく関係作りができるように、引き続き試行錯誤を重ねていきたいです。

循環ステップ

なんだか学校の保健室みたいな存在が地域にある…それだけで、なにか安心する気持ちにもなれます。
近年は働くので精一杯、親の介護や子育てで精一杯、地域のお世話を頑張ってきて様々なトラブルに巻き込まれて心がきつくなったとき相談できるところがない…と抱えこむことしないように、話をしっかり聴くという姿勢を最も大切にしています。それは「動機付け面接」という技法を使っています。
傾聴方法にはスキルとマインドどちらも必要だと思っています。
マインドとしては、人に興味を持つことや、そもそも悪口や愚痴ばかり言っている人に話をしたいとは思えないからです。なので、活動するうえで大切にしていたのは愚痴や悪口は言わないということを意識していました。なにかあれば、本人または状況によっては調整役を入れて、伝えるということを行っていました。同じ内容でも私が伝えるか、その調整役さんが伝えるかで、伝わり方が変わってくるからです。

やっちろ保健室での健康チェック

訪問看護でも、コミュニティナースでも、まずは信頼関係がないと良い方向には進みません。だからといって、私がしないといけないという風に力が入ってしまうときつくなってしまいます。
肩の力を抜きながら、ゆるりとお話を聞く姿勢…お互いに成長できる関係ができること幸せに思っています。

それから私自身、最初は仕事とプライベートは分けたいと思っており、自分が看護師というと様々な余計なことを頼まれたりするのではないか?と勝手に、思い込んでいました。あと、関わることを増やすことで手間も沢山増えていくのでは?とも。しかし、それは関わり方で変わっていくことを、先ほどの「動機付け面接」で学ぶことができて、自分自身がとても楽になりました。今では仕事もプライベートも一緒であり、子育てに関しても楽になりました。
自分の価値観を知ることで、何にこだわり、どんなことを大切にしていたのかを今でもそんなことにこだわっていたんだなとかびっくりしますが、動機付け面接から相手と自分の価値観を分けること、感情と事実を分けることを意識しています。まだまだ勉強中です。熊本でも勉強会あります↓

これからも自分はどんなふうに過ごしていきたいのか、相手もどんなふうにすごしていきたいのかを大切にして関わっていきたいと思います。

暮らしの基礎となる健康を支える存在が増えるように、そして医療機関がよりよくなっていくように活動を引き続きしていきます。

今後の未来

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