演劇の良席とは

劇団☆新感線 バサラオ

私は学生時代演劇にドハマりし、19歳〜23歳頃まで、正社員やアルバイトや業務委託などなど、様々な形でスタッフとして関わってきました。

高校生の頃に、ジャニーズが「劇団演技者。」という番組をやっていたのが、演劇に興味を持つきっかけだったような気がします。

劇団演技者。(げきだんえんぎもの)は、2004年4月14日から2006年9月20日までフジテレビにて毎週火曜日(水曜日未明)深夜1時8分 - 1時38分(放送時間変更の場合あり)に放送されていたテレビドラマ。
ジャニーズ事務所に所属するメンバーが座長として主演し、一般に舞台などで活躍している劇団とタッグを組み制作される番組。それぞれの話は4話構成で、第4話の放送翌週に総集篇を兼ねた撮影の裏側を特別篇として放送している。また、「特別企画」として、東京グローブ座公演のメイキングを放送することもあった。

wikipediaより

私が好きだったのは、演劇企画集団THE・ガジラの「レプリカ」という作品。ストーカーに怯える主人公(板谷由夏さん)、それを支える精神科医(坂本昌行さん)、献身的に寄り添う主人公の父、片田舎のおじさんたちで結成した自衛団。
ストーカーは誰なのか、それとも妄想?
そんなサスペンス劇でした。(20年前なので記憶違いだったらごめんなさい🙏)

「THE BOY FROM OZ」は3回観に行ったし、「RENT」は来日版含めて4回観に行きました。
THE SHAMPOO HATの作品も好きで、下北沢にも行きました。

小劇場の作品は、どろ〜っとした、重い空気が流れているような作品が好き。

バサラオグッズの扇子

先日は、劇団☆新感線の「バサラオ」を観に、明治座へいきました。生田斗真さん、中村倫也さんがめちゃくちゃ綺麗!!

カーテンコールで一生懸命手を振りました。笑

明治座前

少し前に、ある演出家の方の投稿が話題になっていましたが

“演劇の良席とはどこか”

どこだと思いますか?

作り手は舞台中央の列の少し後ろが良席と書いていたのに対して、コメントには、“演者・推しが近くで見られる前方の席が良席だ”という意見が。

演劇において、前方であればあるほど良席である、という考えは持ったことがなかったので、とっても新鮮で、驚きました。

昔からファンの、森田剛さんの舞台も、全体が見える真ん中がよかったし、もし今大好きなエガちゃんが舞台に出るとしても、真ん中がいいと思う。

でも、好きな人を近くで観たい気持ちもよくわかる。

良席とはなんだろう、という問いに対しての答えは、作り手と、演者ファンと、演劇ファンの、それぞれで違うんだなぁと知った2024年秋🍂

10年くらい前劇場で会った大学生との写真

むかーしむかし、「ミュージカル黒執事〜千の魂と堕ちた死神〜」という作品のスタッフをしていて、黒執事という作品に愛着があって、転職してからも毎年観に行っていました。

写真は「ミュージカル黒執事〜血に燃えるリコリス〜」を観に行ったときに、声をかけてくれた女子大生との写真(当時)です。

入り口がわからずウロウロしていたら
「お姉さん、もしかして生執事いきます?うちらも行くんで一緒にいきませんか?」
と声をかけてくれました。

♫ふーりーやーまーぬーあめー…
と熱唱し始める2人。

すでに3回目?だったらしく、劇中歌を歌いながら
「お姉さん、誰推しですか?」
とフランクにいろいろ話してくれました。

そして記念撮影まで。

そして今年、ミュージカル黒執事が、また上演されているようです。

チケット高くなったなぁ…とお客さんとしてかなしみを感じる一方で、“もしかしたら、働く人の給与水準は上がっているのかもしれない”と思ったらすごく嬉しい。(実際のところはわかりませんが)

11月にも知り合いの舞台を見に行くつもりなので、それを楽しみにがんばります!

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