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科学技術と上手に付き合うための本4選!科学リテラシーを高めよう!

こんにちは、Yukiです!

今回のテーマは、「科学技術」です。

一昨年より世界的に大流行した新型コロナウイルスの勢いは、衰えません。その新型コロナウイルスについて、いろんな情報が発信されていますよね。

専門家・有識者(と呼ばれる人達)が、いろんな情報をテレビやネット記事、SNSを通じて、様々な多くの情報を発信しています。

毎日大量の情報を整理するだけでも大変です。しかし、追い打ちをかけるように困ったことがあります。それは、人によって言ってることが異なるということです。

例えばワクチンに関して、それを支持する人と反対する人がいました。

このように、いろんな情報が溢れており、なおかつ全員言っていることがバラバラという状況では、正直疲れますよね。

「一体何が正しいんだ!」と叫びたくなります。メディアもメディアで不安を煽るような情報や、根拠のはっきりしない記事を発信します。
また、「科学的に実証されている」と聞くと信じたくなります。

一方で専門的知識を持たない僕のような一般市民は、上記に対して無力な存在なのでしょうか?

そんなことはありません!!
一般市民の方々も、科学との向き合い方・付き合い方を学ぶことで、情報をしっかりと吟味し、意志決定することが可能です!

幸いなことに、僕たちを手助けしてくれる本がたくさん出版されています。今回はその中で僕が読んで良かった本を4冊ご紹介したいと思います!


『「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス』

一番始めにオススメしたのは、なんと言ってもこの本です!

戸田山和久さんの著書、『「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス』です。

この本ではどのようなことを目指しているのか。
引用したいと思います。(「はじめに」より)

この講義では、「科学的思考」のあり方、すなわち「科学的に考えるってどういうこと?」を知ったうえで、科学の健全性をきちんと判断でき、市民として科学・技術についての決定に参加できるようになるためのリテラシー、つまり市民のための科学リテラシーを身につけることを目指します。

科学リテラシーを身につけることを目的とした本書では、豊富な事例をもとに「科学的思考」を丁寧に解説してくれます。また、要所要所に練習問題も付属しているので、その問題を解きながら自分の理解を確かめることができます。

この本を読むことで、あなたの科学リテラシーは上昇することでしょう!

『リスクのモノサシ―安全・安心生活はありうるか』

次にご紹介したい本が、中谷内 一也さんが書かれた『リスクのモノサシ―安全・安心生活はありうるか』です。

僕たちの周りには、リスクで溢れています。

最近で言えば、ワクチンのリスクについていろんな情報が飛び交っています。

そんなリスクに対して上手な付き合い方を教えてくれるのが、この本です。

リスクと聞くと、どうしても怖いと思いがちですが、この本を読むことで、どのリスクがどのくらい危険なのか、どうやって判断したら良いのか、を身につけることができます!

2006年に出版されたため載っている情報は少し古いですが、それでも本質は色あせることなく、今の時代でも応用することができます。

『新版 議論のレッスン』

ここからは科学から少し離れてみたいと思います。

僕たちは、専門的な領域での議論で、それに対して知識を持っていないと意見を述べることはできない、と考えがちではないでしょうか?

確かに使ってる用語も、理論も分かりづらいですよね。では指をくわえてるだけなのでしょうか?

そんなことはありません。議論の内容は分からなくても、議論の構造が正しいかどうかは判断できます!

それを教えてくれるのが、福澤 一吉 (著)『新版 議論のレッスン』です。

この本では、「議論が語る言葉」「議論を語る言葉」に置き換えることを重要視します。つまり、相手の言っている内容に注目するのではなく、相手の発言の構造に注目します。

例えば、「①今日の昼ご飯は、カツ丼にしようよ。だって②昨日はカレーだったじゃない。」と相手が言ったとしましょう。

これを「議論を語る言葉」に直すと次のようなります。

上記の例では、①が一番相手の言いたいことでした。この一番言いたいことを「結論」または「主張」と言います。

①単独ではなく、②が①を支えています。このように主張を支えている理由を「前提」または「根拠」と言います。

これを踏まえて、上記の例を「議論を語る言葉」に直してみると以下のようになります。

「①結論。なぜなら②根拠。」

このように相手の発言内容ではなく、その構成要素に置き換えるだけでも、かなり整理されると思います。

ぜひこの本を読んで、相手の議論や発言の構造を見抜く力を身につけてください!

『哲学思考トレーニング』

最後のご紹介する本が、伊勢田 哲治 (著)『哲学思考トレーニング』です。

福澤さんの本で、議論の構造を見抜く力を身につけたら、それに対して鋭いツッコミを入れられるようになると、今までとはかなり違う世界が広がるはずです。

このツッコミは、「批判的思考」とか「クリティカル・シンキング」と呼ばれることの方が多いと思います。

この本は、クリティカル・シンキングの入門書となります。批判的思考ってどういうこと、からどうやって批判的に思考したら良いのまでを、日常で僕たちが出会うような問題を題材に、解説してくれます。

サクッとクリティカル・シンキングを学びたい方にオススメです!

終りに

ここまで、科学技術と上手に付き合う方法、そして相手の発言の構造を見抜き、それに対して的確なツッコミを入れられる、このような順番でそれぞれ本を紹介してきました。

上から順番にオススメ度が高くなっています。

何から読んだら良いか分からないという方は、まずは戸田山さんの『「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス』から読んでみてください。

これ1冊でも十分に学ぶことができます。

少しずつ科学リテラシーを高めていきましょう!


最後までお読み頂き、ありがとうございました!

また、貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました!

今後もがんばっていきますので
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Yuki
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