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繋がっている産業、地形の理を活かせ Vo.35
今日は、いつもと違う仕事の時間を過ごした。
デスクワークが基本の私にとって社外に出て、モノづくり企業の展示会に参加してきた。仕事で外に出られるってだけで、一大イベントである。
しかも、自分の知らない世界を知るために外に出られた。巨大な壁を乗り越えた調査兵団のようで、違う世界にドキドキしながら、何が外にはあるんだって見て、勉強する時間がとても好きだ。
だが、モノづくり企業について特別興味があったわけでもなく、工業高校に通っていたわけでもないので、知識もない。私は文系であったので、理系の学問に精通しているわけでもない。だから、正直行ってもな、、、って気持ちがあった。知らない分野に飛び込む前の気持ちは、いつも前向きにはいかない。興味を少しでも持ってみようと行く前に調べてみたりしたが、湯川学の「さっぱり分からない」が耳の奥で聞こえてきていた。結局、何を私は見に行くんだろうか、そんな気持ちで迎えた今日であった。
だが、実際に見てみると感激することばかりだった。
木材で車のボディを作る。研磨技術に特化した機械のスリム化。歯車のことをプーリと呼ぶ。
見るもの全て、初めましてのものばかり。25年生きてきたけど、まだまだ初めましてがこんなにも沢山あるのだと思うと、世界は私の知らないことばかりなのだと改めて気づいた。それと同時にワクワクもしていた。もっと、知りたいな。率直にこみ上げた想いであった。
産業には、繋がりがある。
産業の発展が地域を活性化して、人々が増える。増えれば、労働力が増える。労働力が増えれば、経済活動が盛んになる。経済活動が盛んになれば、消費も増え、更に産業が発展することに繋がる。水車のように、止まることなく作用し続ける。この活動って面白いなって思った。
繋がりは、枠組みだけでなく、環境からも影響が及ぶ。
水が豊富な土地では農作物や工場の稼働に一役買う。森林が生い茂っていれば、木材産業が強みとなる。景観がよければ、観光客を呼び寄せることができる。土地の強みに気付いて、磨き方が上手ければとんでもない価値を生み出してくるのだ。
人間同士の繋がりだけでなく、生き物ではないモノたちも繋がり合って、存在している。相互に作用して相乗効果を生み出す。なんかそれっていいよなって感じました。やはり大きな成果を得るためには、他者との協力が必要なんだろう。
俺は、未だ独りで悩んでもがいている。これでいいのか俺の人生、自分の好きなことって?分からないことだらけで毎日、毎日、苦しんでいる日々です。
それでも、この悩みも何かしらの結果に繋がってくるのかもしれない、もしかしたら何かの相乗効果を生み出す種なのかもしれない。後々その点が繋がってきたかって思える日があるのかもしれない。そんなかもしれないを祈って、信じて生きている次第です。
You can't connect the dots looking forward, you can only connect them looking backward
最近、好きな言葉です。
先の点ではなく、過去の点が線になる。
今日の点が明日の点に繋がっていくことを信じて、また明日も生き抜いていきましょう。