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【すっぱいチェリーたち🍒】私の名前は油木肉子



私の名前は油木肉子
田梨木高校、保健体育教諭6年目の28歳独身。


あぁ。今年の文化祭はなんとしてでも、
愛するディーンフジオカ様を呼びたい。
富良子不良雄校長になんども掛け合っているが、料理研究家という別の顔を持つ富良子不良雄校長先生は、平野レミを呼びたいそうだ。ディーンフジオカではなく平野レミだ!と首を縦に振らない。平野レミだったらせめてコウケンテツがいいんだが。くそう。



今年は問題児揃いの2-A組の担任になった。

問題児だらけだが、
私はこのクラスのみんなが大好きだ。
生徒達には、勉強よりも何より人生って楽しいな。そう思ってもらう事が1番だと考えている。



前日のお酒が若干残っているが
月曜日の朝、元気に教室に入った。

「やっほー」

毎朝の儀式が今日も行われる。

吉田
「起立」
「礼」
「白亜紀!」

宇利盛男
「だれが化石のゴリラやねん!!」


毎朝、阿久に仕込まれただろうギャグが繰り広げられる。

油木
「あははは!いいね!今日のはおもろいわ!阿久腕上げてきたな!がはは!」

朝礼が終わり、1限目は体育の授業だ。

しかし、今夜は先日合コンで出会った獣医と3回目の食事の予定がある。
3回目の今夜、そろそろ決めたいところだ。

こんな大事な日に体育なんかしたら、汗をかき化粧が崩れてしまう。それは避けたい。

油木
「今日は〜、都合により体育はナシで〜す!保健の授業にしま〜す♡」


生徒達は油木が体育を中止にする時、その日は合コンか男とデートであると
皆認識していて、それをあえて突っ込んだりはしない。みんな本当にいい子だ。


すると壽賀美千代子がニヤニヤしながら手を挙げた
「せんせー♡宇利盛男が恋してるんだってー♡相談に乗ってあげてくださーい♡」


顔を真っ赤にしたゴリラが下を向いている。

宇利盛男
「誰がゴリラやねん!」


確か宇利盛男彩子が好きだったような、あれなんだったっけ?
自分の恋愛が忙しすぎて、生徒の恋の矢印をあまり把握していない油木はチラっと彩子に視線を送る。

彩子
「ごっつぁんです!!!」

彩子宇利に対して、全く気持ちが無いんだなとその一言で察した。


油木
「まあ。あれだな。テキトーにがんばれゴリラ!」

宇利
「誰がゴリラやねん!もっとしっかりアドバイスしろや!」

油木
「うるせー!コーラ缶!」
宇利
「若気の至りや!」

油木
「うるせー!403号室!」
宇利
「オチがバレてたヤツや!」

油木
「うるせー!バラの花束!」
宇利
「プロポーズや!!」

油木
「うるせー!JR環状線!」
宇利
「下痢漏らしただけや!あっ…」

油木
「ギャハハハハ!ひっかかったな!自分で言ってる!」
宇利
「ゔぅ…くそぅ…涙」


波都子
「先生〜♡とびきりの美容パックをさっき茶保先生にいっぱいあげたから、茶保先生から受け取ってね♡」

心優しい波都子がさりげなく仲裁に入る。

美容に詳しい波都子は、いつも肌トラブルのアドバイスをくれる。外見も中身もなんて可愛いのだろう。


油木
「よし!今から自習!!!」

パックと聞いたからにはそっこー受け取りに行きたい。
授業はやめてダッシュで保健室へと駆け込んだ。



油木
「やっほー!茶保先生!パックくれー!」

ガラガラと扉を開けると
垣野先生茶保先生がお煎餅を食べながらまさにパックの最中だった。

油木
「オレもまぜろやぁぁ!」


#おしまい


あとがき

途中で力尽きました。
相変わらず私が下品ですかね?
まあいいか。
こんな学校があったら楽しそう♡
また書きまーす♡

油木肉子



#レッツチェリー
#すっぱいチェリーたち
#ごっつぁんです
#創作活動







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