【旅行#2】🇱🇹ヴィリニュス（リトアニア）

2024年7月31日 03:09

はじめに - 旅程

7月23日〜27日にかけて、リトアニアとラトビアに旅行へ行ってきた。一番の目的は、留学時代のラトビア人の友人に会うためだけど、リトアニアは行ったことがなかったのでこれを機に少し寄ってみた。旅程は以下の通りで、noteではリトアニアとラトビアに分けて、それぞれ随所かいつまんで記録をしようと思う。今回はリトアニア編！

7月23日（火）Stuttgart - Warsaw - Vilnius
7月24日（水）Vilnius
7月25日（木）Vilnius - Riga
7月26日（金）Riga +α
7月27日（土）Riga - Frankfurt - Stuttgart

📍Park Hotel Vilnius - 滞在先

ヴィリニュス空港からバスで30分弱。Old Townからも近くリーズナブルな方だったので、Park Hotel Vilniusを選んだ。実際、中心地ならどこへ行くのも歩いて行けたし、清潔感もあって正解だったと思う。最上階の部屋で、天窓だったのは嬉しいポイント。ヨーロッパにエアコンがあまりないこととバスルームにシャンプーコンディショナーがないことはもう慣れてきた。

📍Museum of Occupation and Freedom Fights - 博物館

朝ごはんは近所のカフェで軽く済ませ、一番の目的とも言える Museum of Occupation and Freedom Fightsへ。（9年前リガのKGB Museumへは行った気がするが、何せ昔のことだし、当時は友人と行ったので、あまりじっくり見た記憶がない…）

政治や歴史について、日本語で何かをダラダラと語るのは憚られるので、それは自分の日記にしたためておいて、ここでは博物館とそのすぐ近くで撮った写真をいくつか載せるに留めようと思う。

博物館の中で一番胸を痛めた部屋。投獄されたリトアニア人が拷問される部屋で、その悲痛な叫びが外に漏れないように、マットレスのようなもので部屋が囲まれている。

現在でも、ロシアはウクライナに同じ歴史を繰り返しているとして、“Communism=Rashizm” という緊急企画の展示室も設けられていた。同じ国に苦しめられた同士、その結束を固く感じる。

博物館の前には「ヨーロッパ最後の独裁者」とも言われるルカシェンコによるベラルーシの独裁政治を批判するアートが展開されていた。民主主義を訴える人に対する人権侵害や全体主義的イデオロギーの再興のもたらす危険性…ニュースではなかなか見ないベラルーシの現状を、30枚のポスターを通して目の当たりにし、現在でもまだ自由のない国があることを強く痛感させられる。

街の至る所に（本当にあちこちに）ウクライナの旗が掲げられていて、リトアニアが「ウクライナと共にある」ことを強く訴えているようだった。

📍MAXIMA - スーパー

博物館に2時間ほど滞在後、非常にどんよりしてしまって街を少し放浪していた。お腹が減ってきたところで、レストランで食べる気にもなれないし、値段も張るしで、リトアニアのチェーンのスーパーへ。リトアニア料理としても有名なキビナスを食す。1.5ユーロくらい？かな。安上がりなランチ。ミートパイ好きなので全然嬉しい！

📍Šnekutis - 夕食

博物館に行ったり、古着屋さんに行ったり、リトアニア関連の書籍を探し回ったり、散策したり…へとへとになったところで、ビールとリトアニア料理を求めてホテル近くのローカルなバーへ。店内ではバスケが放映されている。結構強いみたい。

リトアニアのIPAと、コールドビーツスープのジャガイモの付け合わせと、豚の耳の燻製のマスタード和えを食べた。このピンクのスープは決して着色料とかではなく、赤いビーツに乳製品（ケフィアかな）を加えたからこうなっているだけ。中にはゆで卵も入っているのがなんだか可笑しい。冷たいスープを温かいジャガイモで追って食べる。最初ジャガイモなしで頼もうかと思ったけど、これは絶対ジャガイモあったほうが良い。どちらにもディルがまぶされているのが、北欧に近づいている感じがする。豚の耳の燻製も、どうやらリトアニアでよく食されるものらしい。ビールのつまみとして、ということなのでちょうどいい。これらのセットが我ながら良いチョイスだった。オススメ。

ちなみに、到着初夜はツェッペリンというリトアニア料理を食べたが、ドイツとロシアの食文化が交差しているのが垣間見れた。（芋×サワークリーム）味はというと、すぐ飽きてしまったので、個人的にはこのローカルなバーで食べたスープや豚の耳の方が好き。

最後に

街を歩いているだけでも、現代社会の政治情勢や歴史を考えずにはいられないヴィリニュス。ヨーロッパ大陸でいろんな国が繋がってて、似たような過去を共有してて、それが現在にまで文化という形でも及んでいて、だからより一層心を寄り添わせることができるんだなと思った。去年読もう読もうと思って読めていなかった『中学生から知りたいウクライナのこと』、少し遅いかもしれないけど、今こそ読もうと思って読み始めている。

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