死ぬということ
2日前、母方の親戚が亡くなった。
もう何年も会ってなかった。
享年51歳だった。
思い出すのはやっぱり笑顔だった。
優しくて面倒見が良いお姉さんだった。
絵が上手だねと初めて褒めてくれたのも彼女だった。
死んだらどこに行くんだろう。
昔からよく考えた。
天国だって地獄だって、あの世だって、あるかわからない。
それらは、生きている人が考えた空想の世界でしかない。
生きることに意味はない。
と、ある哲学書に書いてあったのを思い出した。
じゃあ、死ぬことにも意味なんてないのかもしれない。
自然とはそういうもので。
生きることも死ぬことにも意味はない。
だからこそ、自分の好きなことをして、自分の生を感じたい。
また生きても良いなと思える人生にしたい。
死を自然と受け止められる、そんな自分でありたい。
最後まで働くことを諦めなかった彼女もきっとそうだったんだろうなと思う。