花江薫

30代女。公務員退職を機にnoteを始めました。 アート、イラスト、デザインが好き。 鬼滅の刃をリスペクト。富岡推し。

花江薫

30代女。公務員退職を機にnoteを始めました。 アート、イラスト、デザインが好き。 鬼滅の刃をリスペクト。富岡推し。

最近の記事

GW前編

今年のGWは、東京合宿で始まり、東京合宿で終わった。 中身の濃い8日間だった。 東京合宿とは、今年から入学したアートの学校の授業だ。 1日目は座学。 先生の熱は熱い。 だからか、6時間くらいの座学で、夜は目が冴えて眠れなかった。 その話の中でも文明法則史学の話が興味深かった。 阪神淡路大震災くらいの時期から、ちょうど日本に来ていて、今、正に変化が顕在化している状態らしい。 そう社会を見ると、この変化も必然なのかもしれない。 変化に社会がついていっていないよう

    • 親戚

      親戚とは離れて住んでいるので、冠婚葬祭以外はほぼ会うことがない。 ここ何日か、葬式が続いたため、顔を合わすことが多くなった。 顔を合わすと決まって聞かれることは、 1.結婚しないのか 2.体型 だ。 私の親戚は離婚率が非常に高い。 にもかかわらず、結婚を話題にしてくるのが本当に不思議で仕方ない。 この惨事を見て結婚に夢を見られるだろうか。 だが、今回それ以上に言われたのは。 ぽちゃっとした。 ふっくらした。 だった。 気づいていたよ。 薄々。 会

      • こころと体

        母方の親戚の死に続くように、母方の祖母が亡くなった。 コロナが原因ではないので、最後の顔は見ることができた。 死は不思議だ。 温かく、艶のあった肌が、皮と骨だけの抜け殻のようになり、なんだか固そうだった。 こころはどこに行くのだろう。 こころと体は見え方の違いで、同じものらしい。 見えない身体がこころ、見える身体が体だ。 体が朽ちると、こころも朽ちてしまうのだろうか。 それとも見えない身体として空中を浮遊しているのだろうか。 いつか死が訪れた時、体感できるの

        • 死ぬということ

          2日前、母方の親戚が亡くなった。 もう何年も会ってなかった。 享年51歳だった。 思い出すのはやっぱり笑顔だった。 優しくて面倒見が良いお姉さんだった。 絵が上手だねと初めて褒めてくれたのも彼女だった。 死んだらどこに行くんだろう。 昔からよく考えた。 天国だって地獄だって、あの世だって、あるかわからない。 それらは、生きている人が考えた空想の世界でしかない。 生きることに意味はない。 と、ある哲学書に書いてあったのを思い出した。 じゃあ、死ぬことにも

          学校

          今年から通う学校の最初の授業日が決まった。 ゴールデンウィークまるまる8日間の日程と週1回。 当然分かっていたことだけど東京の学校に行くまでの旅費が割と高い。 生活費をかなり圧迫する。 計算したら頭痛くなった。 考えるのやめようと思った。 頭を切りかえよう。 自己投資という言葉でマイナス思考を消し去ろう。 行くからにはかかる経費以上のものを得て来なければならない。 自然と気合いが入る。 東京に住めば良かったのかもしれないけれど、私は人混みが超絶苦手だったり

          意外と忙しい

          会社を退職して1日をじわっと、ぐっと感じようと決めたものの、退職後は意外とやることが多い。 厚生年金を国民年金に切り替え、 保険を任意継続か国民健康保険に切り替え、 会社からは押印漏れの書類が送られてきて、押印して返送したり。 携帯料金を見直したり。 髪切ったり、メガネ変えたり(これは関係ない) 民間の企業だと失業保険の手続きもある。 しかし、公務員だった私には失業保険がない。 失業保険がでると思って当てにしていた自分が恥ずかしい。 退職2ヶ月前にインターネ

          意外と忙しい

          最近、よく当たる②

          5月から東京の学校に週1ペースでいく。 東京に行くなら、かっこいいリュックが欲しい。 (この時点で田舎者) と思い、何年も前から気になって仕方のなかった「アークテリクス」のリュックをネットで購入した。 これで東京にいても違和感ないな、ふふふんっなどと思っていると、 リュックの背中部分のファスナー内側に白いカビのようなものが生えていた。  マジか。 iPadに続いて、 お前もか。 普段買い物をしないのにこの当たりようは、 確率が高い気がする。 皆さんの分も

          最近、よく当たる②

          最近よく当たる①

          生活を新規一転すると、 普段あまり買い物をしない私でも物を買うことが増えた。 イラスト描くならiPadがいる。 iPadを買うなら、iPadペンシルもiPadを保護するケースもフィルムもいる。 なんて高い買い物だ。 ニートにはお腹が痛くなるような買い物だった。 でも、せっかく買うなら早く試したい。 iPad本体と全ての商品が同時に来るように用意周到に手配した。 その日は宅配便が4回くらい来て、わちゃわちゃしながら全ての商品が手に入った。 iPadを使うにはま

          最近よく当たる①

          依頼と先生

          何もない日は本当に何も起きないのに、 何かある日は必ず何かが重なる気がする。 今日は会社を退職して初のお仕事をもらえるかもしれないチャンスの日だった。 打ち合わせ相手は、大学が同じだった女性で不動産のお仕事をしている。 打ち合わせの時も仕切りに代表から電話がかかってくる感じを見ると、とても優秀な女性なのだろう。 いわゆるバリキャリだ。 彼女からの依頼内容はかなり抽象的なものだった。 正直出来るか謎な案件だが、バリキャリの彼女の情熱に感化され、まだ正式案件にはなっ

          依頼と先生

          退職後

          退職した日の夜。 何故か今までで一番よく眠れた。 身体が軽くなった。 ストレッチの教室で先生から特に何もしていないのに、身体が柔らかくなったと言われた。 きっと見えない鎖がたくさんあって、 知らない間にガチガチに縛られていたのだろう。 それは他人からの鎖もあるけれど、 きっと自分自身で何年もかけて自分に縛った鎖だ。 呪いは、他人からではなく、自分自身で呪ってできてしまうことがたくさんあるような気がする。 自分を解放できるのは他人じゃなく、自分自身なのかもしれ

          退職日

          あっという間に退職日になった。 退職日こそ平穏にという願いも虚しく、 罵声が響き渡る庁舎。 そんな罵声に春を感じる公務員は多いのではないだろうか。 15分ほど喚き散らかし、業務妨害で警察に連れて行かれたおっちゃん。 この光景、何回見ただろう。 春が近い。 そんな日常の中、最後の最後に嫌いな人とのやりとりがあったり、辞めた後の人員配置等悲惨な状況を聞かされたりと、感傷に浸る間のなく、終了時刻となった。 後ろ髪を引かれることなく、前を向いて歩くことができたのは、良

          あと3日

          あと3日で会社を退職する。 退職が決まるまで月日が経つのがあんなに長かったのに退職が決まってからはあっという間だった。 人間とは不思議なもので、もぅ来ることがなくなると思うとちょっぴり寂しい気持ちになる。 自分から辞めると決断したのに勝手なものだ。 退職後は少しずつ出来ることをやって、1日をじっくり味わいたい。 ゆっくり、じっくり、前へ。 この決断を後悔しないように。

          あれから1週間

          ほくろを除去してから1週間たった。 凹みもだいぶなくなり、赤みだけが目立つようになった。人間の治癒力は本当にすごい。 一番驚いたのは、この1週間、誰からもこの顔のテープについて触れられなかったことだ。 テープの色が肌の色に近かったこともあるかもしれない。小麦色の肌よ。ありがとう。 いや、しかし 「そのテープ、どうしたの?」 「ほくろとったのー。」 「え?そうなのー。どうだったー?」 という会話を想定していただけに拍子抜けした。 人はそれほど人を見ていないらし

          あれから1週間

          適応障害

          3週間くらい前になる。 学校が同じ子から連絡がきた。 その子からは初めての連絡だったので、着信履歴を見て目を疑った。 相談がある。 そう書いてあった。 仕事の休憩時に電話をした。 いつも元気な彼女が元気がなかった。 少し泣き声だったかもしれない。 最近、調子が悪くてつらいというものだった。 そして、もしかすると適応障害かもしれないと告白された。 詳しく教えてほしいとも言われた。 あまり良い過去ではないが、私は7年くらい前に適応障害になった。 原因は、上

          適応障害

          ほくろをとる

          会社を退職するんだから、ほくろだって取れる! と、妙な勇気がでて、前々から気になっていた目の下のほくろを取ることにした。 マスクをしても隠せない微妙な位置のほくろだったが、どうせ会社辞めるんだから、まーいっかという気持ちになった。 ネット情報によると、小さなほくろ(3㎜以下)は、局所麻酔でレーザー除去できるらしい。 今の技術は本当に凄い。 私のほくろは、2㎜だった。 病院で先生から、ほくろのしくみ、除去方法、除去した後のケアについてひととおり説明を受けた。 と、

          ほくろをとる

          卒業制作

          あっという間に大学3年生となり卒業制作の年になった。 わたしにとっては2回目の卒業制作にとりかかることになる。  卒業制作では前から現代アートが好きだったこともあり、インスタレーションをやりたかった。 授業のカリキュラム上、インスタレーションはやめてほしいらしく、先生からは、自分勝手な作品なら他でやれやら、個人活動でやれ等、全てを否定された。 本気で大学辞めてやろうかと思った。 一生懸命考えたプランをあそこまで全否定されると流石に悔しくて泣いた。 悔しいけど、大好