今日もよくがんばったね。本当によく乗り切ったよね。
アンパンマンは「良いことをすると心の中がスーッと暖かくなるんです」と言った。頭の半分以上が音楽とダンスでいっぱいの、ワーカホリックな人間にとって、家庭を持つというのはギャンブルだったと思う。ましてや母になるなんて。
でも、きっと誰だって一生懸命、家庭を維持し、親という役割をがんばっている。木の横に立って見守る『親』どころか、木登りをして上から指示まで出してしまう。反省と後悔のドブ沼に地獄絵図のようにハマっては戦慄いている日々だ。
でも、誰か、それは夫でも、友人でも良いのだが、「がんばってるね。」とか「すごいよ。えらいよ。」と褒めてくれたなら、まるで顔をすげ替えられた新生アンパンマン!のように元気100倍になる。
子育てサロンという行政の取り組みがあり、親子ダンスの指導で伺う機会がかれこれ20年以上続いている。そこでは本当に様々な親子の方々に出会う。簡単なストレッチをしながら、「よく動けています!すごいです!」と伝えると、お母様方がそれは美しい笑顔を見せてくれる。子どもたちだって、私のように知らないオバチャンからでも、「すごいね!よくできてるね!」と褒められたら心底嬉しそうな顔を見せてくれる。
その一瞬だけHappyであっても何の意味もないじゃないか!という考えもあるかもしれない。でも、日々の連綿と続く『母』とか『父』とか、『夫』とか『妻』という役割の中で、心がスーッとなる瞬間があれば、案外、残りの人生もそのスーッを抱きしめて明るく生きていけるような気がするのだ。
そしてこのnoteにこっそり投稿することでも。 今日も読んでくださりありがとうございます。