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エストニア訪問記(5)「エストニアのスタートアップ」

更新がしばらく中断して記憶に怪しい部分もありますが、エストニア4日目にスタートアップが集まるLIFT99を訪問した内容をまとめました。

LIFT99
https://www.lift99.co/

LIFT99はベンチャーが集う施設らしく、ガラス張りのオープンな会議室や、コアワーキングペースに人々が集う、自由な雰囲気のスタートアップコミュニティの場とい感じでした。

LIFT99について

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当日説明いただいたのはコミュニティアシスタントを務める マリー・エリザベス・ユリメ さんでしたが、やんちゃな愛犬を連れていました。ワンちゃんも出入り自由な雰囲気が素敵でした。

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驚くことにLIFT99は独立採算で運営されていようで、スタートアップ支援、イベント他、詳細を失念してしまったのですが主に3つの事業を展開しているようです。後から知ったのですが、CEOで創始者でもある ラグナ―・サス さんは有名な企業を繰り返すシリアルアントレプレナーだそうです。LIFT99には他にもITベンチャー、スタートアップとして世界で活躍している人々が多くいるようで、そのような人々を「エストニアンマフィア」と呼んでいるようです。

エストニアスタートアップについて

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エストニアのスタートアップは、優れたエストニアのスタートアップエコシステムを活用して、より国際的な成功事例を生み出しているようです。エストニアには1000のスタートアップがいるようですが、e-Business Registerなどで迅速に起業できるしくみや、配当まで課税されない税制など、起業に向いた国の制度が確立されています。これらは投資家のインセンティブに有効に働き、結果有望なスタートアップは潤沢な資金調達が可能になる良い流れが出来ているようです。

これらの結果、エストニアから以下のユニコーン起業を生み出しています。
・P2P通話システムの Skype (2003年創業)
・配車サービスの Bolt (2013年創業)
・カジノゲームの Playtech (1999年創業)
・送金サービスの TransferWise (2011年創業)
・移動型銀行預金口座アプリの Monese (2014年創業)
・顧客管理システム(CRM)の pipedrive (2010年創業?)

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エストニアのスタートアップ、上位6部門の総数650の内訳は以下です。
・ビジネスソフトウェアサービス&HR:108
・広告やクリエィティブテック:98
・フィンテック:69
・クリーンテック:48
・サイバーテック:40
当然、ITに関する起業が多い結果となっているようです。

エストニアの海外からの起業支援

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エストニアの起業支援には2つの流れがあり、1つは Startup Visa、もう1つは e-Residency です。

Startup Visa は、先に紹介したエストニアのエコシステムに直接アクセスするため長期(状況に応じて1年、5年など)にわたる入国ビザを取得できるようです。この制度を利用して80か国以上からの利用者が1500以上のアプリケーションを提供し、35%の成功率を挙げているようです。(成功の定義は曖昧でしたが。)

e-Residency は、入国許可ではなく、電子国民としてエストニアのエコシステムへの仮想アクセスし、簡単にリモートでビジネスを行うことができます。e-Residency を取得し、銀行口座開設だけエストニアで手続きすれば、あとはバーチャルで起業できるようです。現在 e-Residency で6万人以上の電子居住者がいるようです。(この先の起業はさておき、私もそのうちの1人です。)

エストニアのスタートアップコミュニティ

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エストニアでは Start up week tarin や Startup Day などのコミュニティも盛んなようです。来年の Startup Day 2020 は1月29日から31日にかけて開催予定のようですが、多くのスタートアップCEOが登壇するようです。流石に旅費を考えると簡単に参加はできませんし、英語のヒアリングに難はありあmすが、それでもチャンスがあれば会場で体感してみたいものですね!

その他、エストニアのスタートアップについて知りたい方は以下を参照するように紹介いただきました。

最後に

今回のLIFT99の訪問では実際のベンチャー起業の方の話は全く聞くことはできませんでした。LIFT99で企画されている新規事業の一旦にでも触れたかったところですが、訪問した私たちが起業される皆さんにメリットを提示できない以上仕方ないですね。

とはいえ、無造作に最新の宅配ロボットが置かれていたり、あちらこちらで活発な意見の応酬を行う会議など、多くの起業を生み出すコアワーキングスペースのイメージなどは掴むことができました。流石に日本の地方でIT起業者がここまで揃うことはないにしても、起業家が独立採算で運営し、各方面の起業家が集い、ゆるやかにつながる日本の地方版LIFT99が欲しい。スポンサーがいれば事業を考えてみたいですね。

無題

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