【海外移住】ケニアからの移住を考えたきっかけ
アフリカのケニアで結婚し、オンライン英語講師をしてます、ゆかです。
私達家族は今、ケニアからの移住先を探して世界旅行をしています。
今のところは、マレーシアがちょうどよさそうということで暫定候補になってます。
この記事では、ケニアからの移住を考えた理由を書いてみたいと思います。
＊当然ですがこの記事はケニアに関する私個人の感想です。ケニアが大好きで長年住まれてる方もおられ、それに異論を唱える主旨のものではありません🦁
① 治安
ケニアではルト大統領が2022年に就任してから、政治的に大波乱。
多くの若者が職無し。物価引上げにより国民の生活はどんどん厳しくなっています。
そのため治安も悪化し、以前は時々あるというくらいだった強盗事件などが最近は日常茶飯事、友達や知り合いで強盗被害にあった人がたくさんいる、というレベルに。
実はうちの家にも、2023年の年末に強盗が入る事件がありました。これについてはまた別の記事で書きますが、私たち一家にとって深いトラウマになる事件でした。
治安が悪いことで、他の国なら必要ない電気フェンスやパニックボタンを家庭に配置したり、警備員を置いたりするコストをかけ常に心配しながら生活しなければいけません。
さらに、ケニアでは時々テロ事件もあり、その脅威からも逃れられません。
子どもたち（女の子3人）を育てていく上で、今のケニアの状況は理想的ではないと思いました。
② 飽きた
私は2010年に日本からケニアに移住して夫と結婚しました。
もう約15年も生活していることで、ケニアのことがだいたいわかるようになって、単純に飽きたというのがあります。
もともと旅行好きな私たち。
他の国の暮らしや文化を知ってみたい。他の言語も知りたい。
足腰が丈夫で気力もあるうちに、世界を旅行して違う国に住んでみたいと思うようになりました。
③ 子どもたちへの機会提供
東アフリカ第1の都市とはいえ、ケニアはまだまだ発展途上国。
例えば停電や断水が頻繁に起こる地域も多いです。
教育インフラの面でも、子どもたちが楽しめるアクティビティは限られています。主にサファリとか、ジラフセンターとか乗馬など動物系、キャンプ、海岸地方に行くとしたらビーチ。
食事の種類も最近中華料理は浸透してきていますがタイ料理、韓国料理などいろんな国の料理が自由に食べられるとまでは言えません。
もちろん、ケニアの大自然は、世界のどこの国にも負けないだろう大きな魅力です。
日本に住んでいる人たちがたまにケニアに訪れると、動物がたくさんいる生活や、頻繁にサファリができる生活は自然にあふれてて素敵！
物珍しくて楽しいと思います。
でも、ケニアに住んでいる自分たちには、正直動物ばっかりもう飽きた。という感じ。
ていうか私たちはそこまで動物好きでもない。爆
博物館や公園、図書館、プールなどの設備環境がある場所で、子どもたちの知識や体験を伸ばしてあげることを考えると、ケニアではなく他の国も検討してみたいと思うようになりました。
④ ホームスクール
うちは子どもたちを自宅で教えるホームスクールという教育スタイルをとっています。
でもケニアではホームスクールは実は公認されておらず、大っぴらにはできない状況にあります。政府の規定では５歳以上の子どもは全員学校に入ることとされています。
これは、子どもを学校に行かせずに畑で労働させたり売春させたりという親がいることへの対策だそうです。
しかし、児童労働などの理由ではなく、きちんと家庭で教育を受けさせている記録などがあっても、政府に認めてもらえずに親が逮捕される事案が今までにありました。
そういう環境で人目を盗んで隠れてホームスクールするよりは、ホームスクールが公に認められているほかの国を探してみようということになりました。
こういうわけで、今年はずっと夢だった世界旅行を開始することができた年でした(^^)/
飛行機での移動はなかなか慣れないけど、いつ死んでも悔いがない！って思える人生に近づけたと思います。