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とんでも家族の引っ越し日記

午前中に荷物をサクッと運んで、午後は返すアパート掃除をして終わるハズであった…。

終わらなかった…。

快晴引っ越し日和

トラックで先に駆けつけた、おやじ天使から一報が入る。

「覚悟した方がいいよ…」

まあ、人生それなりに経験してる。
今の所、ゴキブリ屋敷のゴミ捨て計画を超えるびっくりは無い。
なんとかなるやろう。
と、チョット心の準備をした。

現地に着くと
「なんもやってねえ」
とおやじ天使。

中に入ると、30個送った段ボールは何処へ?
部屋中に物が溢れておった。

物が山積みされた部屋の片隅で、子どもが2人ビデオを見てる。

お嫁ちゃんは乳飲み子をおぶって、部屋の中を右往左往しとる。

息子が
「冷蔵庫運びたいんで、冷蔵庫の中身と、食器棚の中身を詰めてください」
「承知した!」

賞味期限を確認しながら、切れてるものは処分。
箱に詰め詰め。

食器棚もプラスチックと割れ物分けて、割れ物は新聞紙にくるんで詰め詰め。

台所の棚のもんも詰め詰め。

できたダンボールを玄関に積むと、娘とおやじ天使がどんどんトラックに詰めていく。

芸術的にキッチリと詰める

大きめの家具と、ダンボールで1便がトラックと乗用車で出る。

子どもらのビデオ鑑賞が終わり
「おてつだいした〜い!」
幼稚園のおねえちゃんは、ひらがなを書けるようになったというので、ダンボールに中身を書いてもらう。

ちようみりょう

なべ

しよつき

弟くんは
「はちしかかけな〜い!」

気づけば数字の8が色んな大きさで、ダンボールに書かれている。

詰める間中、マジック片手に
「つぎ、なにかく?」
と待っているのでなかなか忙しい。

お昼になると実家のお母さんが、スーパーのパートから帰って来て、子どもたちを預かってくれると、お嫁ちゃんが実家に連れていく。

誰もいない間に、床のスペースを開けながら、ダンボールを整理する。

1便がおにぎりを買って戻って来た。
14:30にトラックを返すというので、13:30までに荷物を詰めるだけ詰めて、新居へ。
私も乗って行って、荷物を下ろして、入りきれん荷物を玄関先に積んでもらって、トラック返しに行く間に、運び入れる。

最後に残ったのが、洋服をかけたまま持って来たハンガーラック。

こいつを移動しようと押したら、ガタンっとバーが下がって、親指の皮膚を挟んだ!

痛い!!!((((;゚Д゚)))))))
ひええ〜!

抜いたらちぎれる!
バーを上げねば!
洋服めっちゃかかってて重い!
右手挟まってるから左手しか使えない!

腕をバーに差し込んで、上半身を伸ばすべく、背伸びをして、バーをあげる。なかなか重くて上がらないが、誰もいないから、ひとりでなんとかするしかない。
非力なので少ししか上がらないが、なんとか皮膚を引っ張らないで済むくらい持ち上げて、指が外れた!

親指を見ると、挟まった部分が白くなってる。そしてじんわり紫に…。
ヤバい!ココに血が溜まると血豆になる!
体液がその部分に入らぬよう、指でしっかり抑える。

イタタタ…。
でも流血にならずに良かった…。

ミッションは終わらない…。
いまいましいハンガーラックは、ストッパーがバカになってて、上がらない。
洋服下にずってるやんけ。
いたしかたない…。
そのままズルズルと家の中に入れる。

さて、新居を初めて見る。
どの部屋もすでに段ボールでいっぱい。
2LDKから、4LDKになったのに、なぜこんなに物がある?

子ども部屋はおもちゃの箱で足の踏み場もない。

そこへおやじ天使と息子が帰って来て、旧家へ戻る。

お嫁ちゃんと娘が奮闘してる。
ここからは、軽トラと乗用車で残りを運ぶ。

私は台所のシンク周りを掃除。

そうこうしているうちに、娘の撤収リミット16:30。
後は翌日やっつけるというので、最後に詰めるだけ、荷物を詰めてみんなで新居へ。

陽が落ちる

娘は次の予定へ向かい。

昨日買ったケーキでお茶を飲み、とりあえず解散。

近所に温泉があるというので、おやじ天使と温泉に入り、ビールを飲んで、ラーメン食べて、単線の電車に乗って帰って来た。

思わず一日目いっぱい働いてしまった。

翌日、夫婦で夕方までかかって、ゴミ捨てと掃除をして、撤収完了の連絡が来たが…。

シンクの上が…

まんま、残ってたと…。

全然見てなかった!
さすがポンコツかあちゃん。

やっぱりどこか抜けてんなあ〜。

色々あったが、とりあえず年内に引っ越しできてよかったよかった。

留守番もみじ

みんな頑張ったね、お疲れさま〜。

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