#夢日記 さくらとフィリピンで再開
夢をよく見る。カラーの夢。ストーリーのある夢。たいがいがストーリーはつじつまの合わない無茶苦茶なものだが・・・。
目が覚めるときは覚えていても、だんだんと記憶の彼方へ霞んでいく。
絵本作家をめざす私としては、夢は記録しておいたほうが、将来のネタになるのではないかと思いつつ、これまで、携帯のメモに口述筆記なども試みたが、せっかくなので、noteに記録していこうと思う。
私はフィリピンのホテルのロビーにいた。フィリピンなのに日本の地方のホテルのような古いつくりで、スタッフは日本人ばかりのホテルだった。
誰ぞの社員の結婚式らしく、同僚たちと参加した後、ホテルのロビーで雑誌などを所在なげにめくっていると、ホテルの女性スタッフが声をかけてきた。
私をさくらの飼い主と知っていて、さくらを世話しているという。
さくらがホテルの奥から出てきた。ホテルの看板犬のように自由にぶらぶらとしているらしく、よちよちと重たい体を左右にふりながら歩いてくる。久々の再会だ。
なぜか、さくらは甥っ子の留学時に連れてこられていて、甥っ子が面倒を見ないので、女性スタッフが見ていてくれたという。私がさくらと別れた時より元気そうでとても嬉しく思った。
女性スタッフがさくらが来てからのアルバムを見せてくれた。帰りの飛行機に間に合わなそうなので、アルバムをお借りして、後から送り返していいかとお願いする。住所と名前を伺って、その女性とハグをしながらお互いに号泣していた。
同僚たちに遅れた私は、一人ホテルからタクシーで空港に向かう。飛行機には絶対間に合わなそうな時間だったが・・・。10分で着くという飛行場の管制塔を遠目に見ながら、街の風景をぼんやり眺め帰路についた・・・。
さくらは、2年前に14歳で我が家で亡くなったビーグルだ。
私がさくらを人に託すなどということはあり得ない想定だし、なぜフィリピンかもわからない・・・。でも、夢の中では、さくらはホテルのロビーをよちよち歩いたり、厨房の入り口でものほしげに、まかないのおこぼれを足を投げ出して座って待ちながら、こちらを見ていた。ふつうにホテル暮らしに馴染んでいて、それはそれで幸せそうだったのが嬉しかった。
何年経っても、さくらを思い出すと涙がハラハラと落ちてくる。
私にとっての、さくらの存在の大きさを思い知らされる。
夢でも生きているさくらに会えて嬉しかった・・・。