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「デュアルキャリア」ってなに?


みなさん、「デュアルキャリア」って
聞いたことありますか?

わたしは正直なところ、スポーツフィールドに出会うまで、この言葉すら知りませんでした。

これって、つまるところ、なんなのでしょう。

※この後の内容については一個人の見解です
 これが「デュアルキャリア」の全てではない
 と思っていただきたいです。

「デュアルキャリア」とは

言葉の定義

デュアルキャリアってどういう意味?

「デュアルキャリア」とは、人生や生涯のひとつの軸を「キャリア」と捉え、そこにアスリートとしての「キャリア」というもうひとつの軸を加えた「二重性」を示す概念です。 「アスリート」というキャリアは、「人」としての長い人生における一部分、一側面、一時期の期間限定的なキャリアととらえることができます。
(参照: 「デュアルキャリアという考え方」
野口順子(日本スポーツ振興センター))
https://pathway.jpnsport.go.jp/lifestyle/column01.html

おそらく、日本での考え方は上記のものです。

つまり、「アスリートとしてのキャリア」を
指す言葉ということですね。

さらに、この文章の中ではその「キャリア」は
「一部分、一側面、一時期の期間限定的なキャリア」というふうに書かれています。

本当に、「一部分」なの?

では「デュアルキャリア」は、文字通り
人生における「一部分」に過ぎないのでしょうか。

アスリートは、人生において全力をかけてスポーツ・競技に取り組んでいます。

中にはプライベートな時間を犠牲にしたり、家族との時間を犠牲にしたり…と
結果を出すために全てを賭けて挑んでいます。

その時間を、「一部分」として良いのでしょうか。

ある程度お金がもらえて、食べていけたら
アスリートとして満足できるのでしょうか。

アスリートが求めるもの

わたしは、それは「結果」であると思います。

努力をした結果、青春を掲げた結果、人生を捧げた結果、時間を費やした結果…

誰もが「結果」や「成果」を求めて取り組んでいるのではないでしょうか。

デュアルキャリアは「一部分」ではない

そう考えた時、デュアルキャリアとは
「一部分」ではなく、アスリートにとっては
「人生の全て」と言っては過言ではないと思います。

「一部分、一側面、一時的」で片付くものではないのです。

だからこそ、汗や涙を流しながら、弛まぬ努力をし、試合や大会に挑み、全力を出す。

デュアルキャリアは、アスリートにとっての
人生の全て、と言えます。


セカンドキャリアとの違い

しかし、なかにはこの考え方に賛成なさらない方もいらっしゃると思います。

それは、「デュアルキャリア」と「セカンドキャリア」は別物である、ということも関係すると思います。

アスリートには、もちろんアスリートではない時間、つまり引退後の人生があるわけです。

それを「セカンドキャリア」と呼びます。

アスリートにおける人生は
全力をかけて挑む「デュアルキャリア」と
経歴や結果を背負う「セカンドキャリア」
があり、どちらの方が長いかというと、一目瞭然です。

だからこそ、中には「デュアルキャリアは一時的なものだけど、セカンドキャリアの方が大事だよね」という考え方もある、というわけです。


正解はどこにあるのか

結果として、正解は
「一人一人のアスリートごとに異なる」
というのが正しいと思っています。

人生においてアスリートとして輝けるのは
一生ではありません。選手生命の一部です。

ただその「一部」に、全てをかけています。


わたしができること

では、結果としてスポーツフィールドの一社員であるわたしができることは、何なのでしょうか。

それは、「デュアルキャリア」においても
「セカンドキャリア」においても、アスリートの
満足のいく生活を送れるに限ります。

選手にとっての「キャリア」というものが、
後からついてくるものになる

というのがわたしの密かな願望です。


やりたいことに結果はついてくる

アスリートにおいても、一社会人においても
「やりたい」と言った言葉や行動が身を結ぶと思います。

まずは、やりたいことを表に出していくこと。

すると、さまざまな人が手を差し伸べてくれたり
嘘のようなご縁から新しい道がひらけたり
自分が思っても見なかった世界が見えてくるのではないでしょうか。


伝えたかったこと

これを読んでくださった皆様に伝えたいことは
どんなキャリアを歩んできた人たちにも
「新しいキャリア」はある、ということです。

今いる会社が全てではありません。

これから生まれる仕事や会社は、山ほど存在していると思います。

「今いるキャリアを自分がどう考えているか」
というのは、理解しておいて損はないかと思います。

過去に経験したことも、今後経験することも
全てがあなたの糧になると思います。


さいごに


偉そうに言いましたが、わたしもまだまだこれからのちっぽけな存在です。

皆様と一緒に、楽しい将来や「キャリア」を
目指していきたいと思います。


Yuka Sakai


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