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8月の日記①

8月1日(木)

父親に会った。

父親に先祖の戸籍を見せたけど、全然興味を示さなかった(笑)

彼は過去よりも今に生きる人なのだ。

8月2日(金)

戦争が嫌だ戦争が嫌だ戦争が嫌だ戦争が嫌だ。

ワンピースのコビーみたいに、戦地に行って「もうやめましょうよ!!!!!!! 命がもったいない!!!!!!」と叫びたい。きっとそう思ってる人の方が多いのに、こんな単純なことがなんで実現しないのだろう。

絶対に、平和がいいに決まってる。そうだよね?

8月3日(土)

早朝から地震で心臓がバクバクした。日本は地震が怖い。あと痴漢に怯えて電車に乗るのが悔しい(日本は大好きだけど、この点は最悪すぎ)。

お昼は幼馴染とスシローに行って、お寿司をお腹いっぱい食べた。

今日は色んなところで花火がやってたらしい。日本最後の晩餐は、母とお好み焼きともんじゃを食べに行った。

8月4日(日)

タイに帰る日。

18歳でアメリカに引っ越してから何度も一時帰国をしているけど、毎回「行ってきます」は変わらず寂しい。

しかも今回は、出発ゲートに号泣している見送りの方がたくさんいて、余計に感極まってしまった。

遠距離恋愛中だと思われるカップル、これから海外で暮らす友達を送り出す仲良しグループ……。

海外で暮らすことの犠牲って、こういうところだよなと思う。でも、離れてないと気付けないこともあるのかも。寂しいと痛む心や、次に会える時の楽しみを通して、相手の存在の大きさ・大切さを強く実感できる気がする。

寂しい思いを抱えてタイに着いたら、夫がわざわざ空港まで迎えに来てくれていた。事前に車を手配していたので、1人で帰れるよと伝えていたのに。

空港に、見送りに来てくれる人、迎えに来てくれる人のいることが、どんなに幸せなことか。

わたしも、家族が飛行機に乗る時にはなるべく空港まで足を運ぼうと決めた。

飛行機を開発してくれた方々、飛行機を飛ばしてくれている方々、海外に住むためのビザを発行してくれている政府のみなさま、ありがとう!!!

8月5日(月)

昨日日本から帰ってきたのに、早速今週末に中国に旅行に行くことになった。ということで中国の観光ビザを取りに行ったら、4時間半も待つことに。

ついに自分たちの番号が読まれた時はガッツポーズをしちゃったよ。

帰宅して、早めにお風呂に入って優勝した。

8月6日(火)

今日は広島に原爆が落ちた日だ。インターネットで、「There never was a good war or a bad peace.(="良い戦争" と "悪い平和" は一度もあったことが無い。)」という格言を見つけて、その通りだと思った。ベンジャミン・フランクリンの言葉らしい。

久々に運動したからか、午後から頭が痛くなって、薬飲んだけど全く良くならず、しまいには頭痛が凄すぎて吐き気までしてきて、立ってられないくらいフラフラになってしまった。

タイに帰ってきてすぐなのに、早速夫の世話になり、ご飯を作ってもらったりした。情けなすぎる。

最近、もし自分に子供がいたら、とよく考えることがあるけれど、こんなにフラフラな時でも育児をしている親御さんは本当に偉大だな。

8月8日(木)

中国のビザを受け取りに行くためにビザセンターへ。

久々にバスに乗ったら暑くてどうにかなると思った。

申請の時はあんなに混んでいたビザセンター、今日はめちゃくちゃ空いていた。

旅行のために事前にビザ取るのって面倒だな……。ビザなしで行けていた旅行の有り難みを実感。

8月9日(金)

長崎に思いを馳せる。

今日から中国旅行。Podcastを録音するために持ってきたマイクの風防を行きの飛行機で早速無くしてしまいガッカリ(涙)。

真夜中に着いたけどチェックインできて一安心(事前に連絡がつかなかったから少々不安だった)。ベッドで寝れることの有り難みを噛み締める。

8月10日(土)

祖母の命日。わたしは中国の西安で兵馬俑を見ている。

不思議だな〜。

今までいろいろな国に行ったけど、やっぱり中国は歴史の奥深さが桁違い。文化や遺跡に圧倒されて、なにかが胸に込み上げて泣いてしまった。

わたしはやっぱり知らない土地で新しい文化に触れるのが一番好きだ。

それから、自然も大好きだけど、人の手で作られた物の方が感動するのかも。

世界中旅行して、自分や他人の固定観念をアップデートしていくこと。これをライフワークにしたい!!!

8月11日(日)

中国で英語が全く通じないので(中国語が分からないわたしの落ち度であって、英語が分からない彼らのことを全く責めてはいない)、わたしはスマホで翻訳した画面を見せるしかコミュニケーションの手段がない。でもそれだと、例えば料理を注文する時、頷くだけで会話のないまま終わってしまう。

しかし少し中国語ができる夫は、「辛さはどうする?」「甘さはどうする?」と聞いてもらえたり、「どこから来たの?」などの会話に繋がっている。「日本から来た」と返す夫の隣で、「反日な方だったらどうしよう」なんてビビっていたら、「アリガトウ」とか「サヨナラ」とかを笑顔で返してくれる。あたたかいな、嬉しいな。夫がいなかったらなかった発見だな。

翻訳機は、単語は翻訳できても気持ちを伝え合うことは難しいのだと感じる。

夫は何ヶ国語も話せてすごい。だから他の国の人ともすぐ仲良くなれる。英語だけじゃだめだと思っても、わたしはいつも努力が続かない。わたしの世界を広げてくれる夫に感謝。

8月12日(月)

タイに帰ってきた。「ほほえみの国」の異名の通り、タイの人たちはいつも楽しそうにしている。他の国から帰ると、余計にそれを感じる。

加えてトイレも綺麗だし、タイは良いところだな〜と空港で浸っていたのも束の間。タクシーを捕まえたら、運転が荒すぎ&道路もガタガタ&車もオンボロで見事にボディーブローをくらった感覚。でも憎めないのがタイ。愛すべきタイ。

8月13日(火)

この間帰国した時に母に教えてもらったお菓子をタイで作ってみた。なかなか上手にできて嬉しい。

8月14日(水)

タイに住むお友達と久々の再会。ベトナム料理って本当においしい。

ひとりの時間も好きだけど、異国の地で暮らすには、お友達がいなかったら気が狂ってしまうと思う。

8月15日(木)

日々アンガールズのPodcastに救われている。

夜、夫とスーパーに行ってバナナを買おうと手を伸ばしたら、ローカルのおばちゃんが「こっちの方が甘いよ!」と、おばちゃんが買おうとしていた別のバナナをわたしたちに譲ってくれた。

拙いタイ語だけど、意思疎通ができて嬉しい。そしてやっぱりタイの人はあたたかい。