100%天然香水を作ったハナシ
私が通っていたアロマスクールでアロマパルファン(100%天然香料の香水)を作るレッスンがあり、参加してきました。
そもそも「高山、アロマスクールに通っていたの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、私は元アロマセラピストです。昔から香りが好きで、趣味で学び始めたアロマセラピー。学べば学ぶほど香りの奥深さに惹かれ、気づいたらセラピストの資格まで取っていました。その後、都内のリラクゼーションサロンや京都のホテルスパでセラピストをしたり、アロマグッズの販売をしたりと、リラクゼーション業界で4、5年働いていました。
それから人生を再考する機会があり、やっぱり声の仕事をしよう!と決意。2017年頃に司会やナレーションの仕事をはじめ、翌年に話し方講師になり、今に至ります。
いきなり私の話が長くなってしまいましたが、セラピストの資格を取るために通っていたスクールで、時折、ワークショップ形式の香水レッスンが行われます。今回もそうでした。久しぶりに香りに触れたくて、そして、当時の先生にもとても会いたくて、参加しました。
今回のレッスンは、高知県産の柑橘類を中心とした香りから好きなものを選び、ブレンドして香水を作るというもの。(ちなみに精油とは、植物から採れる香りのことです)。それぞれの香りについて「爽やかな」「上品な」といった形容詞を使って表現するだけでなく、擬人化してストーリー仕立てにしてしまうという、面白いレッスンです。
デパートに売られている香水にも、ひとつひとつに名前がつけられていたり、ストーリー性があったりしますよね。それを読んでいるだけでワクワクしたこと、ありませんか?香りは目に見えるものではなく、しかも言葉にもならないものなので、だからこそ言語化して想像することに楽しみがあります。
私は、今日の香水レッスンの先生である太田奈月さんが生み出す香りストーリーが好きです。ネタバレになってしまうのでここには書きませんが、今日の精油も、どのストーリーも美しかったです。しかも面白くて何度も笑いましたし、「分かる!○○な人ってこういう香り!」と思う瞬間も度々ありました。ちなみに先生のご著書である「香りの精油辞典」でも、精油が人に例えて紹介されていますが、この本もお気に入りです😊
私が作ったのは、ライムをはじめ数種類の香りを使った香水。ライムというとフレッシュで爽やかな印象があると思うのですが、そして実際そうなのですが、今回のブレンドはライムの他に艶やかな香りや生命力高めの力強い香りもあったり。バラバラな個性を持つ精油が集まり、でも混ぜるとビックリ。その個性がひとつにまとまり、上品で、爽やかで、色っぽくて、強くて、主役のような存在感がある、特別な香水ができました。
アクトインターナショナルスクールの太田奈月先生。私のアロマの先生です。スクールに通学していたころ、精油の知識やセラピーの技術だけでなく、一人の女性としての生き方、考え方、ホスピタリティなど、たくさんのことを教えていただきました。卒業してから10年、ときどきイベントに参加するなどしてお目にかかっていますが、お会いするたびに元気を分けていただいています。今年は、なんとあの「ホンマでっかTV」にも香りの専門家として出演されました!
香水レッスン、16日にも開催されるそうです。「人生を変える魔法の香水レッスン」というタイトル。世の中が動き出している今こそ、戦闘モードの香りが欲しい!というリクエストがあり、開催決定したそうです。確かに、活力あふれる香りがいくつも紹介されていました!2024年もあと2か月半、香りを味方につけて駆け抜けたい人におすすめです。