食べ物のこと~伊勢ワーケーション下調べ
食べることが好きだ。
正確に言うと、美味しいものを食べることが好きだ。
そして、もっと正確に言うと、次のご飯がいつも気になって仕方がない。
母の名誉の為に言っておくけれど、決して食べ物に困る家に生まれたわけじゃない。むしろ、母はとても料理の上手いひとで、大抵のもの(彼女が嫌いなものでなければ)は、家庭で食べさせてもらったように思う。
けれど、子供の頃からいつも私は「次のご飯」が心配で仕方がなかった。
何故かはわからないが、昔からいつも“お腹が空いたな!”と感じた瞬間に、本当に動けなくなってしまうのだ。祖父も同じことをいつも言っていたから、きっと遺伝もあるのだろう。
遠くに行くときはいつも、”次にご飯が食べられるのはいつだろう…“と心配になる。
お腹が空ききってしまうまでに食べないと!と思うので、少し待てばお昼時になるのがわかっていてもお握りなどをとりあえず口に運んだ。
特に前座時分は、いつ食べられるかわからない恐怖が常にあったので、いつでも食べられるように殻を剥いて塩をまぶしたゆで卵を欠かさず持ち歩いていた。いまでも剥きたてのゆで卵を見るとあの頃の不安な気持ちを思い出す。
「ロビンソン・クルーソー」「十五少年漂流記」「あしながおじさん」などを読んで育ったせいかしら…と思わなくもないけど。
(最後のはちょっとちがいます)
よく、お寺で仏様たちに踏んづけられている”餓鬼“を見ると、私の先祖はこれだろうな、と、親しみを感じたりしたものでした。
旅の楽しみのひとつは、やはりご飯。
貪るように手当たり次第に伊勢関連の書物をあたっていますが、最初に読んで取っつき易かったのは「東海道五十三次 食ウォーキング」
管理栄養士である筆者が、実際に東海道を歩きながら土地の食物を食べるというもの。
(なんと、伊勢参りはしなかったけどさ!)
やっぱり出てくるのは
「伊勢うどん」
“うどんなのに、ほとんど汁がないだけでなく、真っ黒に近い色をしています。そして、麺は太く、非常に柔らかいのです。「コシ」などというものとは無縁です。
たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布などの出汁を加えて、麺をからめて食べます。たまり醤油を使うので、黒に近い色になっています。うどんは一時間近くもゆでることがあるといいます。道理で柔らかいはずです”(本文より)
何これ! 食べてみた~い!!
無類の麺好きで、ラーメン、蕎麦、うどん、何でも来い。
うどんで旨かったのは、前座で行った香川の、なかむら さんかな。
神保町丸香も外せません。交通会館の博多うどん よかよか、は柔らかい口どけ。そして我が町JJ(十条)の いわい、も最高。
もちろんそれだけではなく。なんといっても
「赤福」
「牡蠣」
「伊勢エビ」
(段々高くなるな…)
そして
「てこね寿司」
前回書いた友人の美容師が、下足札をうっかり持って帰ってしまったそう。超有名店だから、すぐわかるから返してきてもらえる?と預かったけど、
「てこね」って何!?
手こねときたらハンバーグでしょ!! 寿司は!
握るの!!
どうやら漬け丼の事らしいのですが、それ以外の事がちっともわかりません。
ですから、ちゃんと食べてこようと思います。
前述の通り、旅に出るとお腹が空くのが怖いので、しょっちゅう何か食べています。旅が終わるときっと丸々肥えてしまうことでしょう。ですから、私の旅支度はまず、ダイエットから。
とりあえず1㎏落としたので(2㎏落とさないと多分無理)、伊勢ワーケーション中は、読んでいらっしゃる方がうんざりするほどの食レポが出来ればと思います。