自分の人生を人質にしすぎた
#31 .
たまたまおすすめに出てきた「銀シャリ」橋本直さんのYOUTUBEでのお話が深かったです。
コロナ禍を経て人生観が変わった方も多いですが、同じ40代としてすごく共感する部分も多かったです。ただ面白いだけではない、こんなに感性の方だったんだと、興味深く拝見しました。
自分の人生を人質にしすぎた
芸人の幸せが個人の幸せだと思ってたけど
(結婚とか)それ以外の概念が入ってきて
成立しなくなってきた
歳をとってきて
その人みたいになりたいとか、
超えたいとか、
思わなくなった。
みんなやりたいことは
人それぞれだから
みんなすごいなと、心の底から思う。
そこから人のことが気にならなくなって
ちょとだけ解放されたから
自分自身のやりたいことが
むくむくと出てきた。
努力だけの問題じゃない部分が
時代とか、運とか
要領の良さとか
ずるかしこさとか、
ある程度頑張ったあとのその先には
どうにもできない不可思議な領域
そこを追いかけてもしょうがないというか。
自分を見つめなおして思い知った「危うさ」
自分はこうしたいけど、
これはできない。
じゃあこっちはどうかなって、
思い出したことを全部書き出してみた。
いただいた仕事と
ときめく仕事は違う
やりたい仕事と
求められていることの整理もあった
仕事自体のとらえ方を
1回アップデートしないと。
いただく、やる
いただく、やる。
これまでは同じ山の上り方しかしてなかったので
もうちょっと違うルートの登り方もあるのでは?
と思うようになった。
全体を俯瞰してみると、
いろんなルートの上り方がある。
評価基準は、時代的に難しい
ブレイクスルーの瞬間は人によって違うと思うけど、
解散なのかもしれないし、
ピンチの時だけ覚醒するわけでもないし、
疲れすぎても覚醒するかもしれないし。
自分で自分の査定をしないと
人様からの査定だけでは
危ないなと感じた。
もっと自分が自分を評価して
一年間、自分自身との契約更新をしないと。
自分のやりたいことをやって
それで情熱と時間を費やして
皆さんに喜んでもらいたい。
結局答えは、
丁寧に毎日暮らしたい。
仕事を選んでいるという感覚はない
そんな立場にもない
それでも、もっと丁寧に生きたい。
丁寧にできなさそうだったり、
ニーズに応えられないときは
申し訳ない状態になる
それなら引き受けないほうがいいと思うし。
ゆっくり、丁寧に
身体のこともそうだし
勇気をもって休む時間も作らないと。
ゆっくりする時間がないと。
インプットする時間とか
勉強する時間が欲しい。
分母をもっと大きくしたい
ライブとか、演劇とか
美術館とか、本を読んだり
お笑いの勉強だけじゃなくて
そういう時間が
とんでもない所に行ける方法かなって。
手投げじゃなく
足腰を使って投げないと、
いい球が行かないと40歳手前で気づいた。
咲く前の花にどう栄養をあげるかとか
土からしっかり手を加えるかとかしないと駄目なのに、
これまでは、
咲いた花をどうきれいに見せるかとか
咲いた花をどうにかしようとばかりしてた。
しんどさを感じていた
疲れていたのかも。
もう一つの転換点
虫垂炎になって倒れて
救急車で運ばれた。
いったん散らすか、
散らしても5年後は再発する可能性もある
それまでの自分なら
事なかれ主義で散らすことを選んでいたけど、
でも、”5年後のビックなチャンスの時に
また倒れるのはいやだな…”と思って
未来のために(虫垂を)切ることを選択した
その感覚で来過ぎた
やらないと、やらないと、
もったいない、もったいないって。
人生を人質にして走ってきたけど
飛躍的になにも変わってないんですよね
ここまでテレビを愛しても。
それなら、別のアプローチをしてみようかなって。
これから価値観のアップデートを試みたい人に伝えるとしたら
ぐちゃぐちゃで報われない感情
影の努力。
自分に対して自分と対話すると
そこからご機嫌になったりするから
一人旅の時間は大事ですよ。
感想
歳をとって、
自分は何者にもなれないと分かってから、
背伸びする必要もないし
誰かと比べる必要もないと分かった。
そうしたらすごく楽になって、
自分自身と向き合うことができるようになった。
誰と比べる必要もない、
自分がどうしたいか、
自分がどこに向かいたいか、
ただそれだけ。
シンプルに生きようと、
いつ何があってもいいように、
モノや時間に支配されないように
意識的に手放すようになると
より身軽に生きられるようになった。
分母を増やしたい、というのもすごくわかる。
仕事、仕事、仕事、
家と仕事の往復だけじゃ
引き出しも空になるし、
自分が枯れちゃう気がする。
だから、仕事にはなんにも関係ないことこそ
挑戦してみたいと思うようにもなった。
今の自分に必要なものを見せていただいたなと、
いい動画を見せていただきました。
こんな記事も書いています