見出し画像

自分を消した先に個性がついてくる

ドリアンパン学校で教わる「弟子のかまえ」。
徹底的に師匠の真似をする。
しぐさ、言葉遣いでもなんでも
いったん自分を消して、ただただ真似してみる。

研修時の作業でいえばその体の動きやリズムだったり、時間配分だったり。
今はドリアンレシピをひたすらコピーして、アレンジせず、(極力)自己流にやってしまわないようにしている。

先日伺った広島のパン屋『しまのぱん souda!』さん。
しまのぱん souda! (pantabeyo.com)

ドリアン研修生の先輩だ。

鼻息荒く入手したこちらのパンと、ドリアンのパンと、自分が焼いたパン。
それぞれ焼成日が異なるので条件に違いはあるものの、どんな違いがあるかなと食べ比べている。

souda!さんもドリアンレシピで作っているそうだが、小麦粉や環境の違い、作り手による変化が現れるのか、3者ともに微妙に味が違う。
というかけっこう違う。

根本とかジャンルは同じなんだけど、なんだろう、
フレンチブルドックと
アメリカンブルドックと
イングリッシュブルドック の違い。亜種みたいな。
この例えでいいのかわからんけど、、、。

校長は以前に「自分のパンを愛してあげること」と話していた。
自分が愛着もってあげなくちゃ、ひとに食べてほしいなんて思えないし
魅力を感じてもらえない。

ドリアンもsouda!さんのパンも当然美味しい。そして飽きない。
でも同じぐらい自分が作ったパンもなぜか美味しく感じることに
じんわり嬉しい気持ちになるのだった。

次もそこそこ美味しい、100点満点は狙わないけど高打率なパンを打つイメージでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?