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命があることに感謝しよう

27年前の1月17日の出来事


関西人にとって、地震は富士山や北海道、雲仙など、どこか遠くの災害のような気がしていました。
それほど、地震がほとんど起きなかったのです。

ところが、1995年1月17日明け方
その関西に巨大な地震が起きました。
阪神淡路大震災です。

初めての大きな揺れを体験し、逃げようがない地震に恐怖を覚えました。
さらに、追い打ちをかけるような、モーニングショーの映像。
街中が火の海と化し、阪神高速が折れ曲がり、この世のものとは思えない映像でした。

電話がつながらない

その映像を観て、神戸近辺に住む友人は大丈夫だろうか?
心配で電話をかけました。

固定電話も携帯電話もつながらない

不安がどんどん膨らみました。
あの子に限って、何かあるなんてないはず。

そう思うけれど、死者や行方不明の方々の人数が報道で伝えられると、とにかく元気な声を聞きたい。
大丈夫だったかどうか知りたい。

そんな気持ちで、ずっと電話を握りしめていました。

無事がわかったときの思い

翌日以降、徐々に連絡がとれ、
友人や親戚、それに勤めていた会社の方々の無事の知らせが確認できるようになりました。

そのとき、
あー、助かってよかった。生きててくれてよかった。
それしかなかったです。

命がある
存在があってくれる
それがどれほどうれしいことか
痛感しました。

日が経つにつれ変化するもの

その頃、営業で神戸市にもよく足を運んでいました。
電車が神戸まで行くようになったときは、すごくうれしかったのに、その内それが当たり前になってきました。

倒壊した家の残骸がどんどん取り除かれて空き地になっていきました。
公園などにあった仮設住宅がどんどん少なくなっていきました。

その頃から、ニュースで流れてくるのは、仮設住宅からなかなか出れない方たちの不満のコメントや、高齢だから家を建て替えられないという問題を取り上げるような話が多くなりました。

崩れた家の下敷きにならずに救出されたときは、命があって良かった。
と、思っておられたはずなのに、自力で立ち直れる人たちと比較したり、将来のことを考え始めた途端、不安が襲ってきたのかもしれません。

良いとか悪いとかではなく、人の気持ちは変化していくのです。

あるものに意識を向けるか、ないものに意識を向けるか

命があるから、何でもできる!
と、思うか

こんな環境で、全てを失って何ができるというのか?
と、思うか

あるものに意識を向けると、あるものを活かして何かを作り出そうと言う気になります。

ないものに意識を向けると、ないものばかりを探し、比較し、嫉妬し、不安や怖れを大きくして、前に踏み出せなくなります。

しかし、命がある。という点においては、誰もが平等です。

生きていることは奇跡の連続

阪神淡路大震災は明け方5時過ぎに起こりました。

まだ、眠りについていた方も多かったはずです。
そう考えると、当たり前のように朝が来て、命がある。
生きているのは奇跡の連続です。

地震や災害だけではありません。
病気であれ、何であれ、次の日の朝、目が覚めるかどうかは誰にもわかりません。

ちょうど、あの年、オウムのサリン事件がありました。
いつものように通勤していった家族が、事件に巻き込まれた方、救出に向かって被害に合われた方がたがおられます。

生きているのは、当たり前ではなく、奇跡の連続だと思えたら、今日はどんな一日を過ごそうと思うでしょうか?

今ここに命があることに感謝しよう

普段から心がけていられていれるといいですが、こうした日だけでも、それを思い出してみてはどうでしょうか?

自分の命
大切な家族の命
大切な仲間の命
(八百屋さんがいてくれるから野菜が買えるのです。と言う意味での仲間)

条件をつけることなく
ただ、その存在に感謝してみましょう。

今ここを感じて生きる

過去に生きると、ネガティブな感情がわいてきます。
過去にこんなこと言われた、されたという怒りや
過去はこんなによかったのに、今は、、という嘆きや比較

未来に生きると、不安や心配がわいてきます。
若さ、健康、お金、仕事、人間関係、財産など、失わないようにと躍起になるかもしれません。

そして、今ここを感じて楽しく生きる時間がどんどんなくなっていくのです。

生きてるだけで丸儲け

明石家さんまさんの名言で、私の大好きな言葉です。

いつ何が起きるか不安になるよりも、
今何も起きずに安心して生きていられているなら、「今ここ安心だー!!」笑顔で生きていきたいですよね。

さんまさんは、日航の御巣鷹山墜落の飛行機に搭乗予定をキャンセルして難を逃れたことでも有名ですが、そう思うから、そうなっていくのだと思います。

どうしても心が苦しい時は・・・

とは言っても、どうしても心が苦しい時は、ぜひカラオケに行って大発狂してきてください。

今は一人カラオケ全然普通です。
一応防音されてますし、誰も来ないので、思いの丈を存分にシャウトしましょう!

私は、ちょっとうるさめの曲を入れて、書いてはいけないような言葉をシャウトします。
30分もシャウトしないうちに、言葉が思いつかなくなり、残り時間は歌って帰ってきます。
もうそれで気分スッキリ爽快になります!

小さい子供は、大きな声で泣くか発狂しますが、あれは感情を放出しているのです。それをするので、泣き止むとまたケンカした友達と遊ぶことができるのです。

あるいは、お笑い見て、大笑い!
関西人だけかしら?

それもこれも、全部生きてるからです。
命があるからできることです。
命があることに感謝しましょう!




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