起きる出来事は偶然ではなく、必然だ!
偶然と必然の違い
偶然
《副》ふと。思いがけず。
「―知り合った」
2.
《名・ダナ》他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること。
必然
[名・形動]かならずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと
辞書で調べるとこうした意味が表示されます。
そして、この2つの言葉は対義語。
逆の意味を持つ言葉だそうです。
虹が出るのは偶然?それとも必然?
雨上がりに、虹が空にかかることがあります。
晴天の日でも、短かい虹が出ることがあります。空気中に水の粒がたくさんあって、そこに特に西日のような照射角度の強い光が当たると、虹が空にかかるという原理はもう明白です。
しかし、気象条件が揃えば必ず虹がかかるかというとそうでもありません。
すると、虹が出るのは偶然ということでしょうか?
辞書の解説のとおりだと、原理が明確ということは、予期せぬできごとでもないから「偶然」ではなく、こうすればこうなる「必然」のはずです。
でも、空にかかるときと、かからないときがある。
そういう状態は、何と表現するのでしょうか?
虹が見えるのは偶然?それとも必然?
幸運にも、空に虹が架かったとき、それに気づく人もいれば、全く気付かずに通り過ぎる人もいます。
虹がかかるのは雨上がり。
急に晴れ間が差し込んで来たら、大体の人は虹が出る可能性を感じるでしょう。(よほど興味のない人でなければ)
そんな時に、誰かが空を見上げていたり、虹を撮ろうと写メしていたらどうでしょう?
つられて、空を見上げませんか?
虹が見える範囲はそこそこ広めです。
ずっと建物の中にいて、気づかない人もいるでしょう。
外を歩いていても、気にしない人もいるでしょう。
そうしたとき、虹が見えたのは、偶然?それとも必然?
どちらでしょうか?
偶然だと思うと、見れなかったとき残念になる
偶然、虹が見えた!ラッキー、ツイてる。
ついつい、そう思ってしまいます。(悪いわけではないです)
しかし、誰かが虹見れたよ、と話をしていて、同じような時刻に同じような場所にいたのに見れなかったら、えーなんで見れなかったの、残念。
と、思ってしまうかもしれません。
こう考えると、予期せずして起きたうれしい出来事があると、「偶然」
予期せずしてガッカリする出来事があると、「残念」になります。
コレは必然だと思えたら・・・
虹が見えたことも、見れなかったことも、どちらも必然なことだったと捉えられたらどうでしょうか?
今日は、虹を見ることになっていたんだ。良かった。
今日は、虹を見ることになっていなかっただけだ。残念ではない。
虹のところに、あなたにとってしっくりくる単語はめてみてください。
起きることにジャッジしてませんか?
ついつい、目の前で起きる現象にジャッジしていませんか?
良いとか悪いとか
ツイてるとか残念とか
そうして、目の前の現象に翻弄されて、それを何とかしようとしてしまいませんか?
私は、そういうタイプでこれまで全然物事が上手く進みませんでした。
良いことが続くと当たり前になる
ずっと良いことばかり起きたほうが良いに決まってる。と、思いますが、ずっとその状態だと、それが良いことだとは思えなくなってくるのです。
当たり前になるのです。
震災が起きると、命があることが有難いと思います。
しかし、それが何年も経つと、命あることが当たり前になってくるのです。
たまに病気して、健康の有難みを思い出すのです。
誰かに嫌なことを言われて、自分の中で感情に蓋をしていたことに気づかされるのです。
そう思えるようになってきて、少しずつ人生が変わり始めました。
最初は納得できませんよ。
なんで、相手が悪いのに・・とか、思ってしまいますけどね。
これも、練習です。
起きることは全て必然だ!
人生は自分が創造しているのだと聞いたことはありませんか?
誰かに決められた通りの人生を生きる方が楽で良いと思うのであれば、別ですが、もし、自分の人生自分で決めて生きていきたいと思うならば、起きることは全て必然だ!と、思ったほうが、ラクになります。
何が起きるのだろうと、ビクビクしていると、それが現実になってきます。
何が起きるか楽しみだ!くらいだと、何が起きてもそれを乗り越えていこうとする気力が湧いてきます。
私も、相当なビビりでなかなか受け入れられませんでしたが、そろそろ受け入れざるを得ない状況になってきたんです。
人それぞれタイミングありますし、それを受け入れないのも選択です。
いずれにしても、自由に本来の自分で生きるとするなら、ここ通過する必要があるようです。